Kamala HarrisがCall Her Daddyに出演 Podcastのスターとコラボする大統領候補者たち

社会・政治

カマラ・ハリス副大統領が人気ポッドキャスト『Call Her Daddy(コール・ハー・ダディ)』に出演しています。ハリス副大統領はメディアの取材を制限しているようで、これまであまり番組の取材には応じていませんでした。

コール・ハー・ダディは司会者のアレックス・クーパーが開けっぴろげにセックスや浮気、心の問題、女性のエンパワーメントなどについて語るポッドキャストです。近年はハリウッドスターやネットの著名人、歌手も多くゲストに呼んでいます。

選挙まで30日を切り、女性のリスナーが多く、性に関心があり、女性の権利に関心が高いポッドキャストに出演することで、支持者へのアピールを強めたいようです。全編はSpotifyで視聴できます。

Vice President Kamala Harris

今回のポッドキャストでは主として女性のキャリアについて、妊娠中絶問題、子どもを産んでいない女性への批判について語っています。

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ハイライト

ハリス副大統領は検察官を志した理由として、親友が父親からの性的虐待に苦しんでいたことがきっかけだったと話しています。困っている人を助ける人になりたいと語るエピソードは民主党の党大会でも何度も紹介されたハリス副大統領の思いです。妊娠中絶問題にもふれ宗教や考え方の違いはあるけれども、政府が女性の権利に介入するべきではないと訴えています。

大統領の討論会でトランプ元大統領が「民主党は生まれたての赤子を死刑にしている」と発言したことを受け、ハリス副大統領は「とんでもないウソ。そのようなことは米国内でありえない。」と再度、反論しています。

共和党のアーカンソー州知事サラ・ハッカビー・サンダースが「私は子どもたちのおかげで謙虚になれます。子どもがいない人にはわからない」と、子どもを産んだ経験のないハリス副大統領を攻撃していたことについて聞かれ「私には血のつながった子どもたち(姪っ子たち)も、愛によって得た子どもたち(ダグ・エムホフ氏の連れ子)もいます。」と反論しています。

さらに「1950年代ではないから、さまざまな形の家族がある」と話しています。

アレックス・クーパーは自分の番組には様々な政治的志向の視聴者がいるし、自分は政治の専門家ではないし、この話が来たとき受けるかどうか迷ったとポッドキャストの冒頭で話しています。しかし、視聴者の多くが女性だから、女性の自己決定権と医療にかかわる話を副大統領に聞くことにした、と説明しています。コール・ハー・ダディは外部サイトのチャートによると全ポッドキャストで15位の人気です。

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ネットスターとコラボする候補者

ハリス副大統領がネットの人気番組とコラボしたことについてこのような意見が投稿されています。

ハリス副大統領の陣営は、民主党の党大会でTwitchストリーマーのハサン・パイカーに特等席を与え(最終日以外)、TikTokスターとも熱心にコラボをしています。

一方、トランプ陣営もネットスターと積極的にコラボをしています。Kickストリーマーのエイデン・ロス、YouTuberのNELKボーイズ(メンバーはほとんどカナダ人)、TikTokでも人気のラジオパーソナリティ、デイブ・ラムジー、レックス・フリードマン、TikTokスターのブライス・ホールともコラボしています。

テレビに出演することも重要ですが、候補者はスマホで視聴する層に向けての呼びかけも余念がありません。今後、この傾向はますます加速していきそうです。ピュー・リサーチ・センターの調査によれば、若年成人(18歳から29歳)の39%がTikTokからニュースを得ているのでネットへの露出はテレビ出演以上に重要になります。

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