米国人気コメディアン、新型コロナに感染したせいでウマになる 反マスク派も大暴れ

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米国のコメディアンで人気ポッドキャスト司会者のジョー・ローガン(Joe Rogan)が、新型コロナウイルスに感染したと発表しました。気の毒なニュースですが、Twitterではジョーはいじられています。

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ジョーの動画と問題の薬

いじられているのは、ジョーが一般には推奨されていないある薬を飲んだと発言したからです。

動画では、確かにジョーはイベルメクチンを飲んだと言っています。

イベルメクチン(Ivermectin)は大村智氏とウィリアム・キャンベル氏が発見したエバーメクチン(Avermectin)を改良したもので、寄生虫症の治療薬です。イヌのフィラリア症の治療薬にもなり、この薬のおかげでイヌの寿命は倍増したと言われています。ヒトの寄生虫症の治療にも使われており、この功績で大村氏とキャンベル氏は2015年にノーベル賞を受賞しました。

このように画期的な薬ですが、新型コロナウイルスへの効果は確証されていません。治験も始まっていますが1、大きな効果があると報告した論文にデータの改ざんが指摘され、取り下げられています2

このように新型コロナウイルスに対する効果は大きな疑問符がつくイベルメクチンですが、一部では「特効薬」としてもてはやされてしまっています。アメリカではウマ用の寄生虫薬として広く販売されており、簡単に手に入るため「人気」に拍車がかかっているようです。

そのため、おかしな薬に頼るのではなく、ソーシャルディスタンス、マスク、ワクチンの標準的な対策を徹底するべきと考える人々から、ジョーの行動は批判されています。ジョーはSpotifyでもっともリスナーの多いポッドキャストの司会者だからです。

ジョーがいじられる理由

こちらのツイートではウマの薬を飲んでジョーがウマになってしまっています。

ウマの薬であることがいじられています。

奇跡の薬だと信じている人が不平を言っていますが、早速ツッコまれてます。

こちらのインターネット・トゥデイの動画でもジョーの行動はいじられています。

ジョーのファンには比較的保守的な層が多いとされており、米国の保守派はマスクやワクチンに懐疑的な立場をとる傾向があります。標準的な予防・治療方法ではなくおかしな民間療法に頼ることに批判的な人々の格好の標的になってしまったようです。

大暴れする反マスク派

新型コロナウイルス対策について、このような報道もありました。米国フロリダ州の教育委員会が保護者を交えてマスク義務化の是非について議論をしていると、強固な反マスク派が集まり大混乱に陥ったそうです。

大暴れする反マスク派をまとめて紹介しているインターネット・トゥデイの動画です。

Anti Mask Parents are Complete Psychos – Weekly Weird News

反マスク派は「マスクを強制する医療従事者は悪魔の使い手で、小児■愛者だ3。」、「マスクを強制するのは、子どもに性的暴行をするのと同罪だ4。」、「我々クリスチャンはこのような悪魔には屈しない5!」などと話しています。集まった反マスク派は地域の保護者ではなく、別の地域から押し寄せている場合もあるようです。

アリゾナ州ではある父親は知人2人と結束バンドを持って校長室に押し入り、私人逮捕をこころみて逮捕されています。父親は子どもが感染者と接触して自宅待機させられたことは違法だ、と主張しているそうです。

米国では新規感染者数は6月には1万人程度まで押さえ込めていましたが、最近は20万人を超える日もあります。標準的な予防・治療方法を嫌う人々がいる限り、医療資源の圧迫は続きそうです。

Image: Joe Rogan Gets COVID, Takes Horse Medicine

  1. 既存の薬を別の目的に適用するドラッグリポジショニングは近年よく行われているので、これ自体は問題ない。
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  3. なぜ。
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