ジェイク・ポールの事務所Team 10で新たな騒動が起こっています。ジェイク・ポールはVineアプリ1で人気になった元ディズニー俳優です。YouTube登録者数1930万人。アパレル企業や芸能事務所を立ち上げた起業家でもあります。
今回は、2つの騒動をまとめて紹介します。
- Team 10の動画編集者がトランスジェンダーの女性を差別した問題
- Team 10のメイクアップアーティストが侮辱された問題
いずれも性的マイノリティに関係する騒動なので、注目を集めています。
トランスジェンダー差別
関わったのはトランスジェンダー(MtF2)のYouTuberリア(Lilah Gibney)とケンダル(Kendall Raindrop)の2人です。
彼女たちはTeam 10のパーティーに呼ばれていました。
家に到着した彼女たちは、ジェイクの動画編集者にこう言われます。「本当の女の子たちが来るって聞いてたんだけど。女の子じゃないなら帰って。」
この発言に気を害した2人は動画編集者3をなじります。差別的な発言をされただけではなく、敷地を出ろとまで言われたのですから。リアとケンダルは一連のやりとりを動画で撮影していました。
家に帰ったあとも彼女たちの怒りは収まらず、リアはYouTubeに告発動画を投稿します。
こちらがその動画です。執筆時、動画は20万回再生されています。
Team 10は事態の深刻化を防ぐため声明を発表します。
抄訳:Team 10公式声明
これまでTeam 10はLGBTQのコミュニティと連携しLGBTQのクリエイターを応援してきました。今回の件を深刻に受け止めています。
内部調査を実施し再発防止に努めます。
Team 10に所属する個人の不適切な発言も問題ですが、組織としての対応もあまり本腰が入っていないように見えます。
コール・キャリガン
メイクアップ・アーティストのコール・キャリガン(Cole Carrigann)がTeam 10を脱退しました。
コール・キャリガンは美容YouTuberジェフリー・スターと共演した経験があります。
コール:もうTeam 10の一員ではないとお伝えしておきます。今週中に詳しい説明をします。
(2021年3月21日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
Team 10は所属するタレントが共同生活をするのが特徴です。コールも自室をあてがわれ、壁画が描き込まれていました。コール専用の撮影セットを準備していたそうです。その壁画にTeam 10に出入りする人物が落書きをしました。その人物とはArman Izadiです。彼はコールとケンカをしていたのです。余談ですが、Arman Izadiはピンプまがいの商売をして逮捕された過去があります。(New Member of YouTube Star Logan Paul’s Crew Is a Convicted Pimp)
その落書きに怒ったコールはTeam 10を脱退したそうです。
こちらのInstagram投稿で経緯がわかります。
こちらは、ジェイクと兄のローガン・ポールの動画です。
コール脱退について訊かれたジェイクはこう答えています。
コールはなまけものだよ。動画を投稿するはずだったのに、いっこうに働かないんだ。住む場所も、機材も、すべて与えてあげたのにひどい裏切りだ。もう裏切られるのはこりごりだ!
双方の言い分があるようです。相変わらずメンバーの出入りが激しいTeam 10のニュースでした。
過去のTeam 10メンバーをこちらの記事で紹介しています。彼らもすでに脱退しています。
WOW pic.twitter.com/v7qqpArkbp
— KEEM ? (@KEEMSTAR) July 3, 2019
【2020年2月12日】削除されたInstagram投稿をキャプチャ画像で置き換えました。
Image: Hectorious, Jake Paul