ケチケチ生活を投稿するTikTokerブラッドリー(Bradley On A Budget)と家計管理を指南するクリエイターのカレブ・ハマー(Caleb Hammer)がケンカをしています。物価の高騰に伴い節約生活が強いられる状況で視聴者に必要な知恵を伝授するクリエイターたちですが、今回は節約とは無関係な理由でケンカが発生しています。
ブラッドリーのTikTokフォロワー数は130万人、複数の仕事を掛け持ちして約1000万円以上の貯金を達成したと話すアカウントです。やや常軌を逸した節約ぶりで、フロスを使い回す、$1でピザ作り、髪はキッチンシンクで洗う、エアコンを使わない、旅行中は冷蔵庫の電源を抜く、などです。忙しいのでたまにしか掃除できないと言って見せる部屋があまりにも「汚部屋」で視聴者を驚かせていました。
カレブのTikTokは250万人、YouTube登録者数は249万人です。借金返済に苦しむ視聴者や金銭感覚のない視聴者を怒鳴りつけ、まともな消費をするように促すクリエイターです。過度に怒り狂いながら視聴者を指導するので、一部の人から批判の声が出ていました。
いずれのクリエイターもファンが多い一方、アンチも多いのが特徴です。
ケンカの理由
2025年9月にブラッドリーは深刻な表情で「カレブさんへ」と題した動画を投稿します。ブラッドリーは「私のファンから、カレブさんが生配信中に私のOnlyFansコンテンツを視聴して、複数の動画の音声を垂れ流し、冷やかしをしたと知らされました」と話しています。OnlyFansは鍵付きのコンテンツを購入者のみが視聴できるプラットフォームです。その内容を音声だけでも流すのはルール違反でしょう。
ブラッドリーはカレブの視聴者も批判しています。「ほとんどの人はカレブさんと一緒に私のコンテンツについて笑い、たった二人だけが配慮のあるコメントを残していました。視聴者の中にはエイズに関するコメントをする人もいて、不適切です。カレブさんは『俺は引退できるくらい金あるから、あとは娯楽で活動してるだけ』と話しています。お金があっても、人の有料コンテンツを勝手に晒していじって良いわけはありません。」
ブラッドリーは「節約と家計管理で同じようなクリエイターということもあり、ファンからコラボしてとのリクエストが多かったのですが、もう彼とは関わりたくないと思います。」とも話しています。
謝罪?
その後、カレブは謝罪をしています。「ブラッドリーさんがいじりの件で動画を出したと知り、謝罪のメールを送りました。俺の度を超したいじりや大げさなリアクションのせいで不快な思いをさせてしまった、申し訳ない。笑いのツボが違うみたいで、残念です。」と話しています。
カレブは元々嫌われていたクリエイターでした。経済的に困っている視聴者を笑いものにして、怒鳴りつけているので批判されています。
ここまでの内容はSpill Plugが紹介しています。
特殊なクリエイターの二人ですが、奇妙な形でケンカをすることになりました。ジャンルが似ているからコラボの可能性もあればケンカもするのはかつて華やかだった美容YouTuberの騒動や炎上のようです。