Netflixの『匿名メッセージは誰なのか 高校ネットいじめスキャンダル(Unknown Number: The High School Catfish)』の内容が衝撃的だと話題になっています。アメリカの中学生ローレンがある日を境に知らない番号から嫌がらせのメッセージを受け取るようになります。
内容は「彼氏はあなたと別れたがっているよ」「性的に満足していないから。私だったら彼のあそこを舐められる」「早く死んで」「もうレギンス履くのやめたら? ガリガリだよ」など過激で卑猥なものでした。多い日には1日に50件以上のメッセージを受け取ることもありました。
悪質メッセージを受け取ったのはローレンだけではありません。ローレンの彼氏オーウェンにも同様の嫌がらせのメッセージが届くようになります。
ローレンとオーウェンをいじめるメッセージの送り主は誰なのか、なぜ送り主は子どもたちの個人的な情報を知っているのか、謎は深まります。舞台はミシガン州の小さな学校です。小学校から高校まで一つの学校で過ごすほど小規模な学校なのですが、犯人捜しは学生だけではなく、保護者や校長、警察まで巻き込んで進行します。
犯人は
衝撃なのは、犯人がローレンの母親ケンドラだったことです。娘とその彼氏にこれほど卑猥で過激なメッセージを送り続ける神経が理解できません。
ケンドラは言い訳として「誰でも違法行為をしたことがあると思う。飲酒して運転とか。みんな捕まっていないだけで悪いことはしている。その事実を踏まえた上で、私をみてほしい」「17歳のとき暴行の被害に遭った。そのトラウマが娘を育てているうちに表面化してきたのだと思う」「娘を愛している」などと話しています。
行為の悪質さを理解していないようです。娘に多大な精神的なダメージを与えておいて、ひどい言い訳です。
こちらの動画の投稿者は「Netflixではそう描かれていませんが、そもそも町の人や関係者は容疑者が母親だと疑っていたと記事には書かれています。娘の彼氏にストーキングして執拗に優しく接していたなんて異常」と話しています。
見る人が見れば、最初から母親が怪しいと思ったのかもしれません。
出演者のその後
母親ケンドラに虐められたローレンは「お母さんなしでは私じゃないみたい。1年半会えていないけど、今でも連絡はマメに取っています」と話しています。2025年5月に高校を卒業し、予定通り大学では犯罪学を学ぶようです。
ローレンの父親ショーンは妻が犯人だったと知り、離婚を申請しています。現在はローレンの親権をすべてショーンが得て、メディアには一切出演せずに静かに暮らしているようです。
ケンドラは2023年4月に19か月の刑期を言い渡され、2024年8月8日に仮釈放されています。番組内では反省している様子はあまり見せず、言い訳ばかりしています。深い闇を感じる人格です。
ローレンは母親を許しているようですが、こちらのTikTok動画で「もし私が事実を知ったらこうする」と母親を叩いている様子を投稿する人もいます。
ローレンがいつの日か気持ちの整理を付けられると良いですね。
『匿名メッセージは誰なのか 高校ネットいじめスキャンダル』はTikTokで非常に話題になっていました。YouTubeチャンネルDo We Know Them?の司会者リリーも気に入っていたようです。
近年英語圏のYouTuberは一定数がTrue Crime系(犯罪実録もの)になっていて好きな人が多いジャンルのようです。Netflixも犯罪ドキュメンタリーが多く、一部の視聴者は怖くてストレスがかかるものを好むようです。日常のストレスが足りなすぎるからか、あるいは日常ストレスが多すぎるのか気になります。