ミレニアル世代1は満ち足りたセックスをできる相手よりも、政治に対する考え方が一致する相手を好むそうです。出会い系サイトの『OkCupid:オーケーキューピッド』の発表した統計で明らかになりました。
TYTのアナ・カスペリアンの動画紹介です。
分裂し分断された社会で
ドナルド・トランプ大統領の顧問を務めるケリーアン・コンウェイ。
ケリーアンの夫ジョージ・コンウェイはトランプ大統領を容赦なく批判しています(トランプがケリーアンの上司であるにも関わらず)。
こんなツイートの応酬もありました。
トランプ:ジョージ・コンウェイ、彼をよく知る人達はミスターケリーアン・コンウェイと呼ぶ。彼は渇望していた役職を得られなかったので、妻の成功をとっても僻んでいる。私は彼をほとんど知らないが、見たまえ。彼は惨たらしい負け犬で史上最悪の夫だ!
ジョージ・コンウェイ:トランプは僕の仮説を証明してくれた。やはり病的だ。#自己愛性パーソナリティ障害
ジョージ・コンウェイはトランプ大統領を自己愛性パーソナリティ障害だと批判しています。しかし、ケリーアンのような夫婦は近年は減少傾向にあるようです2。
『オーケーキューピッド』800万人のユーザーを対象にした統計によると、同じ政党を支持する人をパートナーに希望する人は2004年から165%も上昇しました。
特に2016年から2018年の間、ミレニアル世代の女性が良いセックスよりも、同じ政党を支持するパートナーが欲しいと回答した割合は27%から42%まで上昇し、同様にミレニアル世代の男性も良いセックスより同じ政党を支持するパートナーが欲しいと回答した割合は23%から30%に上昇しました。
一方、パートナーと満ち足りた性生活を優先する人は30%減少しました。
アナ・カスペリアンは動画で、こう話しています。
「80年代や90年代はまだ共和党と民主党には少し共通点がありました。でも、今では様変わりしてしまいました。そのせいで、政治について少し話しただけで人となりがわかってしまいます。たとえば、何が大事だと思うか、他の人に思いやりがあるか、物事を批判的に考えているか、そういう人間性がわかってしまうようになったのです。
もし、魅力的な男性と出会ったとしても2、彼がトランプが押し進める強硬な移民への不寛容政策2を支持していると知ったら、興味を失くすでしょう。」
性と政治信条という究極の選択でした。どちらも長期的にパートナーと安定した関係を築く上で欠かせない要素ですね。何を優先するかは結局、個人の自由ですが世代で傾向が変化しているのは興味深いです。
参考:Millennials care more about date’s politics than good sex: survey
Image: Girish Shakya