シェーン・ドーソン(Shane Dawson)とキーム・スター (KeemStar)とフェイズ・バンクス(FaZe Banks)のインタビュー動画です。Mom’s BasementはKeemStarとBanksの番組にゲストを呼んで対談する形式です。
が、ゲストのはずのシェーンが最初から二人にインタビューする展開になっています。
バンクスとジェイクの諍い
まず話題は2017年に起こったFaZe Banks(以下バンクス)とJake Paul(以下ジェイク)の諍いから。
※バンクスは当時から、ジェイクの元彼女Alissaと交際していました。
※Team10はジェイクの仲間を指します。
発端はジェイクのアシスタント(メーガン)がナイトクラブでバンクスに暴行されたと主張したことでした。ジェイクは事実確認をしないまま動画を投稿し、バンクスのことを「女性に暴行する悪人」だと一方的に広めます。Jake Pauler(自分のファン)はバンクスのような最低な人間になってはいけないよ、と。
テレビのニュースはTeam 10の女性メンバーを登場させて、暴行事件だと大々的に報道します。
ジェイク側の攻撃が続く中、バンクスが反撃に出ます。一緒にいた複数の友人が無実を証言し、Team10内からも無実を証言する声が上がります。決定的だったのは複数台あるナイトクラブの監視カメラにそのような出来事が映っていなかったことでした。バンクスはジェイク側に対して名誉毀損で訴訟に踏み切ろうとします。ジェイク側はバンクスが浮気をしているとまで主張していたのです。
話し合いの場に現れたジェイクはアシスタントに罪をなすりつけます。暴行はアシスタントのねつ造だというのです。ジェイクが謝罪動画を制作するという条件で、バンクスは許すことにしました。
が、結局ジェイクは謝罪の動画を作ることなく、今日に至ります。(まったくひどい男です。ジェイク・ポールってやつは……)
シェーンはこの出来事に対し、普通の世界(YouTubeコミュニティ以外)でこんなねつ造をしたら、刑務所に入るくらいの罪であるのに、ジェイクは自分のしたことを本当に理解しているのか疑問だと話します。若くして大金を稼ぐようになったので、一般常識がないのでは、と。これにはKeemもバンクスも同感だと話します。
(2020年11月15日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
ニュースでウソを堂々と話すTeam10女性陣。左がジェイクの彼女(エリカ)、右がアシスタントです。騒動の1ヶ月後、アシスタントはひっそりとTeam10を去ります。
Jake Paul & Team 10 EXPOSED! #DramaAlert FaZe Banks Proven INNOCENT! Erika Costell Snake!: https://t.co/Hd8bpT98EB via @YouTube
— KEEM ? (@KEEMSTAR) 2017年8月23日
バンクスの無実が証明されたあと、ジェイクのYouTube登録者がしばらくの間、激減しました。
告発される人の中にはハーヴェイ・ワインスタインのような極悪人もいる一方、バンクスのように無実にも関わらずねつ造の被害にあう人もいます。アシスタントのとった行動は、本当に被害にあった方が声をあげにくくする無責任な行動です。暴行、とくに力(身体的、または権力)の差で起こる犯罪は声をあげにくいものです。監視カメラや録音、きちんと検証された事実に基づいて、誰もに公正な判断が下される世の中になってほしいものです。
YouTubeで稼げるのか?
シェーンはまったく稼いでいないと話します。Adpocalypse1が起こって初めて、自分以外のYouTuberがかなり稼いでいることを知ったそう。(意外です。)
最近はもっぱら企業寄りの子どもが楽しめる動画ばかりが儲けていて、自分たち(ティーンから上を対象にしている)YouTuberはまったく稼げなくなったと全員話します。
実際、一時期YouTube内で最も稼いでいたとウワサになったのは、FunToys Collector Disney Toys Reviewというおもちゃレビューのチャンネルでした。子どもたちに大人気のチャンネルで、現在登録者は1053万人です! ちなみにこのチャンネルの投稿者は実はポルノスターで、Sandy Summersといいます。(興味があれば検索して下さい。)
YouTuberの本性は‥‥
ファミリーフレンドリーな動画を作っていても、実は小児性愛者や性犯罪者だったり、本当の人格はわからない。入れ墨が入って悪そうに見えるバンクスはすごくいい人だし、と言います。本音で話してる人が好感持てると話します。
でもファミリーフレンドリーの人の方がYouTubeの世界では稼げるので、不満をもらしています。
シェーンが良い人そうに見せている人こそ極悪人だと話し(全員納得し)盛り上がります。
2019年6月30日追記:たとえばこちらの記事をご覧ください。
Nick Crompton
かつてTeam10でCOO(最高執行責任者)だったNick Cromptonの登場です。
(2021年4月18日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
バンクスはジェイクに対して良い感情はないので複雑な様子ですが、もはやNickはTeam10メンバーではないので、腹を割って話してくれることを期待します。
バンクスとジェイクの諍いが起こった当時は、両者が殺し合いをしないことと、KeemがTeam10に関して出す暴露ニュースをどうやって丸く納めるかに、最も神経を使っていた、と話します。(Keemはネット界で起こるさまざまな出来事を報道するゴシップニュースチャンネルをしています。)
シェーンがUberで呼んだドライバーがTeam10も乗せたことがあったと話します。ドライバーから、ジェイクには本当の友人はおらず、みじめな日常を過ごしていた(ように見えた)と聞いたエピソードを持ちだします。これには否定も肯定もしないNick。
動画はここで終わり、まだ続きは投稿されていません。
2019年6月30日:表記を改めました。
注
- Adpocalypseは企業がYouTubeへ広告を出すのを制限した時期(およそ2017年3月から5月頃)を指す。人種差別的な動画に広告が付いていた事を不快に思った広告主が、事態が改善するまで引き上げを表明した。代表的なのは、コカ・コーラ、ドクター・ペッパー、ジョンソン・アンド・ジョンソンなど。以降、 家庭にふさわしい(family friendlyな)動画チャンネルやテレビ番組のような構成のチャンネルに優先的に広告が付くようになった。
しかし、今回の動画もテレビ番組のような構成だが、しっかりdemonetizeされたので、バンクスとKeemはTwitterで怒っている。
imagine spending 10k on a video, following all the rules and STILL making no money and getting shitty views. this is what it’s like to be a youtuber. i would be excited to spend WAY more money making higher quality content but @TeamYouTube treats us like trash https://t.co/IWnCBsdzcC
— adam22 (@adam22) 2018年7月26日