人気美容YouTuberのジェームズ・チャールズが大手LGBT+ニュースサイトPinkNewsに苦言を呈しています。批判を浴びたPinkNewsは問題の記事を削除し、声明を出しています。
ジェームズ・チャールズのYouTube登録者数は1660万人、Instagramのフォロワー数は1600万人です。
2016年からYouTubeへ動画を公開し、急激に登録者数を伸ばしてきました。17歳で男性として初めて“CoverGirl”のスポークスモデルに起用されて以来、多くのセレブとコラボをしています。
キャリアの開始当初から、ジェームズは問題発言やウソが多く、バッシングされながら有名になりました。2019年には先輩YouTuberのタティに私生活の素行の悪さを告発され、一時的に300万人の登録者を失いました。
2020年の春には自身がプロデュースしたインフルエンサーを発掘するリアリティ番組がYouTubeで配信される予定です。タティとの炎上騒動後は落ち着き、名誉も回復しつつあるジェームズ・チャールズです。
加工写真
2020年1月15日、スナップチャットでニュースを見ていたファンがジェームズに問題の写真を見せています。
ジェームズにこんな加工するなんて、ひどくない?
@jamescharles girl what have they done to you? pic.twitter.com/BZK6rAt6uO
— Riley ⧗ (@rileyanntoine) January 16, 2020
加工されたジェームズの額は大幅に後退し、顔のパーツやお化粧が不自然にゆがんでいます。ジェームズは「ヘアラインはコンプレックスだ」と話していました。なのでジェームズがフォトショップする際は、ヘアラインを少し前にもっていく加工を好んでいます。こちらの動画13分52秒から。
このファンのツイートを見たジェームズは苦言を呈しています。
本当にうんざり。PinkNewsはふざけすぎ。LGBTQ+のニュースを扱うなんて言っといて実際は、コミュニティで起こっているニュースを扱わず、私のデタラメ記事を1日おきに配信して誤解を招くようなタイトルと醜い写真でアクセス稼いでる。
I’m so sick of this. @PinkNews is a joke. They claim to be a LGBTQ+ news outlet yet choose to clickbait ugly edited photos & completely false titles about me literally EVERY OTHER DAY instead of reporting about actual things going on in our community ? https://t.co/zBzqBb8fRH
— James Charles (@jamescharles) January 16, 2020
PinkNewsはイギリスに本社があるレズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー(LGBT)のコミュニティのためのニュースサイトだと宣伝しています。2005年にジャーナリストのベンジャミン・コーエン(Benjamin Cohen)が設立しました。PinkNewsは公式YouTubeチャンネルもあります。
ジェームズのツイートを見てファンはPinkNewsへの批判を始めます。ジェームズの定番ネタ「訴えるよ」も登場します。
(2021年1月24日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
その後、批判を浴びたPinkNewsは声明を発表しました。PinkNewsの声明はジェームズへの謝罪というより、「時事ニュースを扱っている」と宣伝する機会とみているような文面です。
YouTuberのセバスチャン・ウィリアムズのツイートです。
PinkNewsが問題のスナップチャット記事についてジェームズに釈明した。
pinknews APOLOGIZES to james charles after posting this story cover on snapchat pic.twitter.com/50Hj28OZ79
— Sebastian Williams (@sebas_williams) January 16, 2020
美容YouTuberのマニー・グティエレス(Manny MUA)です。
やっとだよ、PinkNewsはずっとジェームズをこき下ろしてきたから! 謝罪したなら良かった。
about time, they always do him so dirty! I’m happy they apologized ??
— Manny MUA (@MannyMua733) January 16, 2020
コメンタリーYouTuberのブレア・ホワイト(Blaire White)です。
PinkNewsは若いゲイ男性ジェームズ・チャールズをいじめたいんだよ。代わりにジェシカ・ヤニブのような人を宣伝し、擁護してる。ずっと下劣なサイトだった。
@PinkNews wants to bully a young gay man @jamescharles but regularly defends and promotes predators like Jessica Yaniv. They have always been trash.
— Blaire White (@MsBlaireWhite) January 16, 2020
今回の騒動はこちらの動画で紹介しています。チャンネルはハリウッド・ライフ(HollywoodLife)です。ジェームズの話題は動画2分44秒からです。
タティとの炎上後、ジェームズはますます「どれだけ批判してもいい人」として扱われています。そろそろ落ち着いて良い頃だと思いますが、一度ついてしまった悪い印象を塗り替えるのは難しいようです。
Image: ANIKA LECLERE