ケイティ・ペリーの新曲が評判悪い理由 プロデューサーと悪質YouTuberが象徴する体質とは

セレブ・エンタメ

ケイティ・ペリーの新曲『WOMAN’S WORLD』が7月11日に発表されました。ポップ歌手として数々のヒット曲を出し、スーパーボウルでも歌った経験があるケイティなので期待されていましたが、新曲の評判が悪いので紹介します。

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発表前から不穏だった

『WOMAN’S WORLD』は9月20日に発売されるアルバム『143』のリードシングルです。女性のエンパワーメントを掲げた曲ですが、曲をプロデュースしたのがドクター・ルークなので論議を呼んでいます。

ドクター・ルークはこれまでドジャ・キャット、アヴリル・ラヴィーン、ピンク、ケシャなどのヒット曲をプロデュースしています。

2014年、ケシャはドクター・ルークから薬物を盛られ暴行されたと主張して裁判を起こしていました。反対にドクター・ルークはケシャとその母親を名誉毀損で訴え、長い間闘争が続いていました。結局、裁判は2023年に和解に至ったようですが詳細は明らかになっていません。ドクター・ルークがケシャを暴行したのか、真相は不明ですがケシャの主張を信じるファンが多くいます。

今回、ケイティの曲を批判している人々は「女性を暴行したとの訴えを起こされたプロデューサーが、女性のエンパワーメントを掲げる曲をプロデュースしているのはおかしい」と声を上げています。

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WOMAN’S WORLD

こちらがケイティの新曲MVです。前半はロージー・ザ・リベッターをイメージする作業着(水着)姿でくねくね踊りながら「女性の世界にいられるあなたはラッキー」「スーパーヒューマン、ナンバーワン」と歌っています。

後半は下半身がサイボーグ化したケイティがモンスタートラックに乗り、若いインフルエンサーとTikTokダンスを踊り、「私はケイティ・ペリーよ!」と叫び終わります。

公開の翌日には低評価が10万件以上ついていると投稿されています。

新曲への反応

『WOMAN’S WORLD』を聞いた人々の一部の声を紹介します。批判的なものばかりです。

ずいぶん辛辣です。

こちらの投稿ではケイティがドクター・ルークと仕事をしているので批判しています。

ケイティとケシャの態度が対照的なのがわかります。

MVにはこちらも悪名高いネットのトロールであるトリシャ・ペイタスがカメオ出演して話題になっています。

トリシャ・ペイタスは自身をトランス・ジェンダーでチキンナゲットであると話し、黒人差別とユダヤ人差別発言、移民差別をして炎上した過去があります。まだトリシャにはファンがいるようですが、トリシャのファン層は悪趣味の極みと言えます。

雑誌『Dazed』は辛辣なレビューを掲載しています。こちらも「キャピタルレコーズの役員がルポールのドラァグレースで使われウェストハリウッドに住んでる白人ゲイに「素敵!」と褒められるために作った曲。(ゲイを公言しているプロデューサーの)ライアン・マーフィーのレンズ越しに描かれた女性のエンパワーメント。」とこき下ろしています。

左派系政治YouTuberのクリスト・アイバリスは「これは女性嫌いの視点で描かれたフェミニズムだね。」と投稿しています。

ついでに歌手のラナ・デル・レイが「最近のヒドイものって何だと思う? ケイティ・ペリーの新曲ね。」と話している様子が投稿されています。

ここまでの内容はhonestが動画にしてます。

ugh, katy perry

ケイティを批判する多くの声は、ケイティが2010年代から音楽的にもメッセージ的にも変わっていない点を指摘しています。

最近の代表的ポップ歌手はチャペル・ローン、サブリナ・カーペンター、ビリー・アイリッシュ、オリビア・ロドリゴなどです。現代的な気持ちを表現している彼女たちと比べると、水着姿で踊るケイティがドクター・ルークと女性賛歌を作ってもメッセージ性は薄まり、虚構の世界しか描いていないように感じます。

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