化粧品を返品したことはありますか? その返品された化粧品はその後どうなるのか説明しているUltaの店員さんのTikTok動画を紹介します。
以下はこちらの動画の内容に即しています。2020年4月22に公開されたインフォーム・オーバーロード(InformOverload)の動画1です。
つい買ってしまう化粧品
数回使っただけで、収納したままになってしまう化粧品があります。思っていた使用感と違った、肌荒れを起こしてしまった、気に入っている商品を毎回使ってしまうので持っているのを忘れている、なんてこともあるかもしれません。
使用期限が過ぎているのに捨てられない化粧品の山ができてしまうことも。化粧品は使用期限があるので、一度開けたら保管しておくわけにはいきません。
それでも魅力的な新商品が定期的に発表されるので、買ってしまいます。
Ultaに返品すると
Ultaで働くビアンカのTikTok動画です。
アイシャドーやカイリー・コスメティックスのリップキットを破壊しています。アイシャドーはパレットからかき出し粉々にして、リップライナーは半分に折り、Redkenのボトルは中身をすべて出して、ゴミ箱に捨てています。
動画についてビアンカの説明です。
返品された商品を寄付することをブランドは禁じています。破棄された商品を転売する目的でゴミ箱をあさる人がいるので、商品を破壊して捨てます。
最近の状況だと不衛生な商品で感染を起こす危険性も指摘されています。アイシャドーやマスカラ、リップスティックは特に気を付けないといけません。
衛生のためとはいえほぼ未使用の商品を破棄しないといけなのは、もったいないですね。
ビアンカによれば一週間に$1,000(約10万円)相当の返品に応じているそうです。返品された商品の30%はまた陳列されますが、70%は破棄されます。
あるとき、一度に$300分の商品を返品したお客さんがいました。商品はすべて破棄しました。
ビアンカはTikTok動画を通して「買う前に本当に必要な商品なのか考えてほしい、サンプルも用意しているので使用感を試して納得して買ってください」と伝えたいそうです。
動画のコメントを紹介します。
抄訳:返品された商品を寄付できない理由は感染予防の他にもあるよ。悪質な場合、商品に有害な毒や物を混ぜる人がいるの。返品された商品をテスターとして使用できないのは、そのせい。ただ好みじゃなかったから、アレルギーを起こしたから、使用感に満足しなかったからという理由でほとんどの人は返品するけど、悪質な人がいるせいで商品を破棄するしか方法はないの。
消費者としては気づきにくいことを教えてくれる動画でした。
参考: This TikTok Of What Employees Do With Product Returns At Ulta Is Truly Upsetting And Eye-Opening
Image: Kristen Leanne, Element5