さようならTikTok?2025年1月19日米国で禁止される前に名残惜しむ人々

おもしろネタ

TikTokアプリが2025年1月19日をもって米国内のサービスの提供を強制停止させられます。

米国内のアプリストアからTikTokは消え、新たなユーザーを増やすことはできなくなります。さらに米国内のユーザーはTikTokアプリのアップデートをできなくなります。そのため数日以内、おそくとも数週間以内にTikTokアプリは使い物にならなくなるだろうと言われています。

米国のユーザーたちはTikTokの利用停止を悲しむと共に「中国のスパイのみなさん、さようなら」と題する動画を複数投稿して状況を笑っています。米国ユーザーの多くはパンデミック中にTikTokをダウンロードしていたので、2020年から2025年までのTikTokトレンドを総ざらいする動画も多く投稿されています。

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さようならスパイ

米国議会でTikTokの禁止が議論されていたとき、その根拠は「ユーザーが中国スパイに監視されているから」でした。TikTokユーザーたちは議会の根拠をいじるような投稿をしています。スパイにもう会えないなんて悲しい、のだそうです。米国ではTikTokの禁止は第一次トランプ政権末期の2020年から議論されてきましたが、ここへ来ていよいよ実行に移されることになったようです。

こちらは「中国スパイからのメッセージ」と称する動画です。

動画では「カリフォルニア州のローラさん、コーラの飲み過ぎは体に悪いですよ。ニューヨーク州のピーターさん、ご母堂はあなたを愛していますよ、もっと優しくしてあげて。テキサス州のステファニーさん、裸の写真をマービンに送らないで、他の女性とも連絡とっているクソ男です。ところでいい乳してますね。では、さようなら。」と話しています。

あるユーザーは「中国に個人情報が漏れるから危険だと言われているけど、TikTokバンしたら、アメリカのユーザーが自ずから中国のアプリに移動してるのは皮肉だね」と投稿されています。

実際、Rednoteアプリのダウンロード数が伸びているようです。Rednoteは中国国内では小紅書として知られている、Instagramに似たアプリです。

TikTokには「Rednoteのライブで英語でコメントしてみた」「Rednoteにいる人はアメリカ人に興味津々のようでお互いに好意的だった」とする動画も投稿されています。

ネットに関する記事を書いている米国ジャーナリストのテイラー・ロレンズ氏はさっそくRednoteにアカウントを作ってフォローを呼びかけています。

Follow me on Rednote, the hottest new social app in America!! www.xiaohongshu.com/user/profile…

Taylor Lorenz (@taylorlorenz.bsky.social) 2025-01-13T19:04:49.581Z

TikTokアプリの親会社はバイトダンスです(ByteDance)。バイトダンスは他にもレモン8(Lemon8)やキャップカット(CapCut)も運営しています。今回のTikTokバンで一緒にこれらのアプリもアプリストアから消えることになります。

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かわいそうな人

アメリカ人のユーザーを暖かく迎え入れていると評判のRednoteユーザーですが「そうでもないぞ」と投稿したのはTikTokスターのブライス・ホールです。彼は「どういうわけか、俺はめちゃくちゃいじられたぞ。」と話しています。

ブライスの評判の悪さは国境を越えたようです。ある意味、すごいことです。

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