Instagramを見ていると、胸やお尻は極端に大きいのにウエストは細く腹筋が割れている不自然なモデルがよくいます。胸やお尻など脂肪が付くと魅力的なところは大きく、ウエストなど脂肪がない方が魅力的なところは細い体型はスリム・シック(slim thick)と呼ばれています。
スリム・シックの流行の一つの発信源が、キム・カーダシアンとカイリー・ジェンナーを擁するカーダシアン・ジェンナー家です。Instagramモデルはカーダシアン・ジェンナー家の体型を理想として写真加工をしたり、実際に整形したりしています。
ところが、最近のカーダシアン・ジェンナー家のSNS写真で「お尻が小さくなっている」と指摘されています。スリム・シック流行の終わりと、美容整形のリスクを紹介します。
BBLでお尻を大きく
スリム・シックの体型を流行らせたのは、カーダシアン・ジェンナー家の人々です。彼女たちは美容整形をくり返し、ぷっくりとした唇や大きな胸とお尻という理想像を人々に浸透させました。
カーダシアン・ジェンナー家の人々が受けたと巷でウワサされ、Instagramモデルたちがこぞって受けている代表的な美容整形手術がBBL(Brazilian Butt Lift、ブラジリアン・バット・リフト)です。
ブラジリアン・バット・リフトは体の脂肪を吸引して、お尻に注入する、という整形です。細くしたいところを細く、お尻は大きくできるという魅力的な手術ですが、危険もあります。
「実はBBLはリスクが高く3000件に1人の割合で命を落としていると報告がある」と話しているセレブリティ・ドクターのマイクとアンソニーの動画です。
アンソニー先生は「BBLを専門にする医師もいます。しかし慣れていない医師がBBLを施し、死亡につながるケースがあります。BBLでは脂肪は皮下組織(筋肉の上)に入れる必要があります。ところが、脂肪を皮下組織より下の血管に誤って注入してしまい、心臓や肺の血管に脂肪が詰まって(脂肪塞栓)亡くなる人がいます。BBLを希望するのは若く健康な女性ですが、医療事故で亡くなることが多く起こっています。」と語っています。
カーダシアン・ジェンナー家の人々は巨費をかけて高名な専門家から手術を受け、彼女たちの後を追うモデルは費用を節約するため身を危険にさらして手術を受けています。すべては巨乳・巨尻になりたいがためです。
小さくなった?
この大きなお尻の流行を作った張本人キムですが、近頃「キムのお尻が小さくなった」と指摘されています。このような投稿です。
同様の指摘をしているInstagramの投稿です。キムは2017年をピークに近年はお尻が小さくなっています。
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大手ポルノサイトの調査によれば、ミレニアル世代は上の世代より胸への関心が低いそうです。その原因の一つが、カーダシアン・ジェンナー家の生み出したお尻への関心だったのでしょう。
今後、カーダシアン・ジェンナー家の体型の変化によって世の男性が性的魅力を感じるものが移り変わっていくならば、Instagramモデルたちも追随していかざるを得ません。もっと自然な体型が好まれるようになるとよいのですが、行く末はカーダシアン・ジェンナー家の人々にしかわかりません。
しかし、当のカーダシアン・ジェンナー家の女性たちはどんな体型になろうとしているのでしょうか? パロディ動画ではお尻に詰め物が入った姿だったキムですが、今後のパロディではどのような出で立ちになるのか、興味は尽きません。
Image: Lorry Hill The Reign of the Slim-Thick Influencer is OVER: Kim Kardashian’s Butt Reduction