Sean “Diddy” Combsが新たに120名から訴えられる 自宅からは1000本のベビーオイルが押収

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米国の音楽業界の重鎮として名をはせていたショーン・コムズ容疑者(別名ディディ、ピー・ディディ、ラブ)が逮捕されました。人身売買、性的暴行、脅迫などの罪に問われています。

コムズ容疑者の逮捕までは長い時間を要しています。捜査が始まるきっかけは2023年11月にコムズ容疑者の元交際相手、キャシー・ベンチュラさんが訴えを起こしたからです。翌日には和解した民事裁判でしたが、ベンチュラさんはコムズ容疑者と交際していた2007年から2018年の間に受けた虐待、暴行、人身売買、薬物の強要の被害を訴えていました。

ベンチュラさんの訴えを機に、コムズ容疑者の被害者が次々と訴えを起こし始めます。2024年3月には大規模な家宅捜索が行われ、大量のビデオ映像、ベビーオイルやローション1000本、銃器、電子機器などが自宅から押収されます。

コムズ容疑者はフリーク・オフ(freak off)と名付けた乱交パーティーを催し、そこで被害者たちに薬物入りの酒を提供し、意識を失わせ、暴行に及んでいたそうです。そのため被害者も関係者も膨大になっています。

コムズ容疑者は無断で被害者の映像を撮り、その映像を使って脅迫、口封じをしていたそうです。

今回さらに120名の被害者から訴えを起こされているので騒動の概要を紹介します。

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コムズへの訴え

テキサス在住の弁護士トニー・バズビーが記者会見で「さらに120名の被害者がコムズ容疑者を訴える」と発表します。60名の被害者は女性、60名の被害者は男性です。1991年まで遡り、当時未成年だった被害者は25名、最年少で当時9歳の少年も含まれているそうです。

7 Shocking Details of P. Diddy’s 120 New Sex Abuse Accusers

バズビー弁護士は「犯罪に加担した者と協力者すべてを明らかにする。中には有力者も含まれ、驚くような人もいる。」と話し、証拠の写真、ビデオ、メッセージを収集しているそうです。容疑は不同意性交等罪(薬物・アルコールを与え暴行する)、映像の流出、未成年者への性的暴行などです。

バズビー弁護士は被害に遭ったと主張する3000名以上から話を聞き、今後30日間で各州で訴えを起こしていくそうです。原告は25州におり、ほとんどはニューヨーク州、カリフォルニア州、ジョージア州そしてフロリダ州です。62%は黒人で、30%が白人です。すべての訴えは個別に行われ、集団訴訟ではありません。

コムズ容疑者は現在、ブルックリンにあるメトロポリタン拘置所にいます。これまでに二度の保釈請求を試みていますが、却下されています。

ここまでの流れはTikTokerのベッカがわかりやすく紹介しています。

ベッカの動画では「拘置所でもディディは特別待遇を受けているそうで、毎日シャワーを浴び(他の人は週に2,3回)、スタッフからもこっそり食べ物を受け取っている」とのウワサがあると話しています。

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コムズ容疑者のウワサ

コムズ容疑者がゲイ、もしくはバイであるウワサは長らくあったそうです。ベンチュラさんの訴えでも「男のセックスワーカーとベンチュラに行為をさせ、その様子を見てコムズはマス☆ーベーションをしていた」という内容が含まれていました。特殊な性癖があるようです。動画を見てすればいいのに変な人だ。

自宅から大量のベビーオイルが押収されていると報じられると、TikTokでは「(オイルのせいで床が滑るので)ディディの自宅を歩くとこうなる」といった不謹慎ネタが投稿されています。

性的暴行の道具として使用されていたことを思うと、笑えません。余談ですが、コムズ容疑者の弁護士が「コムズさんの自宅近くにCostcoがあり、そこでストック分も含めベビーオイルを購入しただけ」と発表していました。すぐにCostcoが「Costcoではベビーオイルを取り扱っていません」と声明を出しています。

TikTokではコムズ容疑者が逮捕された後「たくさんの有力者(ケビン・ライルズランディ・グッドマンジョン・ドナホ)が役職を降りている。事件に関係しているのでは」とウワサを流す投稿が見られます。

コムズ容疑者の天敵だったラッパーの50セントは以前から「ディディはゲイだ」と話していました。50セントはコムズ容疑者の逮捕を喜び、Netflixでドキュメンタリーを制作中だそうです。

Image: Why P Diddy is facing FEDERAL charges

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