慈善活動をしている人気YouTuberミスタービーストを賞賛する声と批判する声が出ています。
2023年1月28日ミスタービーストは白内障の患者1000人を治療する動画を公開しました。
この動画が不適切なのではないかと一部の視聴者から指摘されています。
目の手術ができない人のため
ミスタービーストは目を治療できなかった患者のために医療費を肩代わりしています。
それぞれ仕事を復帰できたり、子どもの顔を見られたり、車を運転できたりと生活が改善する例ばかりです。
治療費だけではなく、約100万円の現金を渡したり、大学入学の費用として約500万円を渡したり、テスラ社の車をプレゼントしたりする例もあります。
治療費を肩代わりしてもらったのは米国の患者だけではなく、メキシコ、ブラジル、ホンジュラス、インドネシア、ジャマイカ、ナミビア、ベトナムの患者も含まれます。
感動的な動画なので評判は良さそうですが、良い意見ばかりではありません。
このようなツイートがあります。
There is something so demonic about this and I can’t even articulate what it is pic.twitter.com/OSpgaUxnQK
— Lolo (@LolOverruled) January 29, 2023
左派系コメンテーターのザ・サーフ・タイムズはこのようなツイートをしていました。
金儲けのために貧困ツーリズムをするような人なのに
宝くじ方式で患者を選び治療費を肩代わりして動画にしなければミスタービーストは収益を得られない。治療費を払って動画にしているだけ。
ミスタービーストはザ・サーフ・タイムズにこのように反論しています。
You’re completely correct that it has gotten people talking, I will take the L on that and delete the tweet.
But cmon Jimmy are you serious? You have multiple channels, a clothing line, an international fast food chain that’s in my city. You’re not in the business of losing money— The Serfs (@theserfstv) January 31, 2023
ザ・サーフ・タイムズはさらに「わかった。あのツイートは消すよ。けど君は何個もチャンネル運営してるし、グッズ販売もしてるし、食品チェーン店も運営しているでしょ。君のビジネスは決して赤字ではない。」と反論しています。
問題はミスタービーストではなく、国民皆保険がないアメリカの制度だと指摘する人もいます。
(2024年1月1日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
ミスタービーストは調子に乗っている?
ここまでの内容はThe Humanist Reportが動画にしています。
批判するべきなのはアメリカの保険制度で、ミスタービーストではないのかもしれません。しかし、崩壊した制度のおかげでミスタービーストはコンテンツを制作できている面があります。さらに、純粋な慈善活動をしたいのであれば、支援を受ける人を晒すのは間違っています。
ミスタービーストはYouTubeの収益王です。常にYouTubeのトレンドを作っているので、ミスタービーストのサムネやタイトルの付け方、編集方法を模倣するYouTuberが大量にいます。再生回数を稼ぐために慈善活動をするYouTuberがいるのは良いのか悪いのか判然としません。
ミスタービーストはTwitterで「僕が大統領に立候補したら投票するかい?」と質問をしています。
Would you vote for me if I ran for president?
— MrBeast (@MrBeast) January 30, 2023
70%が投票すると答えています。
慈善活動で知られた人気者なので投票したいと思う人も多いようですが、エゴが肥大化しているようでもあります。