基礎化粧品ブランド、ラファース(LAFACE)のCEOリサ・アレクサンダーが人種差別的な言動をしている動画がSNSに出回り炎上していました。
問題の動画
こちらの動画です。投稿者のジェームズさんは自宅の塀にブラック・ライブズ・マターの標語をチョークで書いたところ、通行中のリサとそのパートナー、ロバートから「これはあなたの私有地ですか? ここに住んでいるのですか?」と質問されました。
白人カップルが人種マイノリティである私を警察に通報した。私がブラック・ライブズ・マターと自宅の壁にチョークで書いたから。カレンは私の自宅にも関わらず、私がここに住んでいないと知っているとウソを言った、ここに住んでいる人を知っているから、と。
A white couple call the police on me, a person of color, for stencilling a #BLM chalk message on my own front retaining wall. “Karen” lies and says she knows that I don’t live in my own house, because she knows the person who lives here. #blacklivesmatter pic.twitter.com/rOpHvKVwgP
— Jaimetoons (@jaimetoons) June 12, 2020
リサとそのパートナーは、根拠なく男性を通報しました。この行為が差別的であると批判されます。
こちらの動画でリサは、カリフォルニアで農場を経営する一族の6世代目であること、ラファースの商品が『ニューヨーク・タイムズ』で「魔法のクリーム」と評されたことや雑誌『マリ・クレール』に掲載されたことなどを話しています。
(2023年12月24日:削除されたYouTube動画をキャプチャ画像で置き換えました。)
男性の投稿した動画が理由で、化粧品販売会社Birchboxはラファースとの提携解除を発表します。
抄訳: 差別的発言をしたラファースのリサ・アレクサンダーは断じて容認できません。今後Birchboxではラファースの商品は一切掲載しません。
A note from the Birchbox Team regarding Lisa Alexander and LAFACE. pic.twitter.com/CZSpBQegeA
— Birchbox (@birchbox) June 13, 2020
さらに消費者からの苦情を受け、リサのパートナーであるロバートも会社を解雇されました。
— Raymond James (@RaymondJames) June 15, 2020
リサのパートナーは解雇され、リサのキャリアも破滅した、すばらしい。
(2020年12月13日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
ネットの反応
その後リサは、レイシスト黙示録の四騎士に仲間入りします。
(2024年5月12日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
さらに人種差別的な発言をするリサの姿が恐ろしいとネタになります。
「ここあなたの私有地?」「ここに住んでいるの?」
(2021年8月31日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
こわい。
悪いピエロは見ればわかる。
(2022年7月24日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
胴長短足になってもホラーです。
(2024年2月3日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
最近、人種差別発言をする人やブランドが行状を告発され、厳しい批判の対象になっています。批判を浴びたブランドの商品がボイコットを受けることも相次いでいます。ブラック・ライブズ・マター運動が一過性に終わらず、常に差別的な構造を許さない世の中であってほしいと思います。
余談ですが、こちらの動画ではリサのブランド「ラファース」と混同され、総攻撃に遭ったブランドオーナーに取材しています。
「ラファース」はLAFACE、間違って攻撃されたブランドはLA Faceと表記します。似ているので、レビューサイトYelpで「ここのブランドオーナーはレイシストだ! 絶対に利用するな!」と大量の書き込みがあったそうです。
LA Faceのオーナー、ミッシェルさんは「朝起きたら、レビューに異常事態が発生していて失神しそうになりました。」と話しています。勘違いでバッシングが発生して取り返しがつかないこともありそうです。