カニエ・ウェストのツイートが話題になっています。
My eyes are now wide open and now realize I’ve been used to spread messages I don’t believe in. I am distancing myself from politics and completely focusing on being creative !!!
— ye (@kanyewest) 2018年10月30日
何があったのでしょう?
きっかけは保守コメンテーターキャンディス・オーウェンズ(Candace Owens)の#Blexitキャンペーンです。
こちらがキャンディス・オーウェンズ。
Blexitとはblack(黒人)とexit(出て行くこと)をつなげた造語です。今まで社会的包摂(ソーシャルインクルージョン)を掲げていた民主党にアメリカの黒人は投票する傾向にありました。しかし惰性的に投票するのではなく広い視野を持ち保守的な共和党にも黒人は投票するべきというキャンペーンです。
キャンペーンの一環でアパレル販売をしているキャンディス・オーウェンズですが、そのデザインを巡って論争が起こっています。
こちらが元デザインと言われている1992年のLucasArtsのロゴです。
こちらがBlexitキャンペーンのロゴです。
当初キャンディスはカニエ・ウェストがデザインに協力したと話していましたが、カニエはデザイナーを紹介しただけで自分は関与していないと述べています。デザイナーはBlexitキャンペーンには関わりたくないと言ったため代わりにカニエがデザインしたと宣伝したもよう。
I introduced Candace to the person who made the logo and they didn’t want their name on it so she used mine. I never wanted any association with Blexit. I have nothing to do with it.
— ye (@kanyewest) 2018年10月30日
元のロゴを作ったデザイナーにもカニエにも使用許可を得ないまま発表しているようです。
上記の内容はこちらのニュース動画で見られます。
精神的に不安定なカニエなのでしっかり薬を飲んで治療に専念してほしいですね。有名人なので、思いも寄らないところで利用されてしまってかわいそうです。
キャンディス・オーウェンズはかつてジョー・ローガン(Joe Rogan)のPodcastにゲスト出演しています。

(2020年12月6日:削除されたYouTube動画をキャプチャ画像で置き換えました。)
参考:Kanye West Wants to Give the Alt-Right a Makeover
Candace OwensのTwitter
Image:DronetekPolitics, Blexit