Crumblクッキーのシドニー店はニセモノだった 150ドル分の賞味期限切れクッキーを買った人も

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生地がもっちりしていてアイシングやクリームがたっぷり載っていてかわいいクッキーで大人気のクランブルクッキー(Crumbl)が、人気すぎて問題になっています。まだ出店していないオーストラリアのシドニーに突如ポップアップストアが登場して長蛇の列ができていました。

クランブルクッキーは一週間毎にメニューを入れ替えるのが特徴です。毎週どの商品が出るのかわからないので購入者の注目を集め、人気を保っています。パンデミック中にSNSで話題になり、今でもTikTokやYouTubeにクッキーを購入して試食をしている動画が投稿されています。クランブルはカナダとアメリカに店舗がありますが、まだオーストラリアには出店していません。

ところが、なぜかシドニーでクランブルクッキーが販売されると宣伝されたので、クッキー好きが集まっていました。

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購入者の声

こちらはシドニーのクランブルクッキーでAUD 150(約1万5000円)分のクッキーを買ったと話すエルさんの動画です。ピンクシュガーアイシングやチョコレートチップクッキーを食べています。

一種類は気に入ったようですが、その他は微妙と評価しています。エルさんの動画コメント欄にはクランブルの創業者ソイヤー・ヘムズリーさんがコメントを残しています。「早急にオーストラリアで事業を展開しないといけないようです。このポップアップはクランブルクッキーズとは無関係ですよ。」

無関係だとすれば、何者がどこからクッキーを仕入れ販売していたのでしょうか? 公式なものでないとすれば、無許可で販売していたことになります。

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何者が販売?

デイリー・メールの報道によれば、18歳と21歳の兄弟がハワイに飛び、クッキーを大量購入して、オーストラリアに持ち帰り、シドニーの観光名所ボンダイビーチで無許可で販売していたそうです。

兄弟は公式の店舗で購入してから少なくとも5日以上経過しているクッキーを売っていたことになります。しかもアメリカでは$4.49(約670円)から販売されているクッキーを1枚AUD 17.50(約1770円!)で販売していました。兄弟は取材に「自分たちはクランブルの熱狂的なファンで、儲けるためにしたわけではない、そもそも公式のクランブルだとは宣伝していない」と釈明しているそうです。

兄弟が宣伝に使用していたとされるTikTokアカウントは@CrumblCookieAusです。アカウントはすでに削除され、動画も消えています。この無許可クランブルのなりすましアカウントが複数出現しています。なりすましのなりすましとはなんなのでしょうか。

「ブランドと提携していないのに、していると偽ってビジネスをするのは違法だ」とクッキーの購入者もオーストラリアの弁護士も今回のポップアップを問題視しています。

ここまでの内容はDo We Know Themが動画で紹介しています。クランブルは今回の騒動について法的措置はとらないと発表しているようです。

FAKE Crumbl Popup in Sydney + Makeup Artist Cancels on Bride Night Before Wedding for RAPPER? (182)

Do We Know Themの司会者ジェシーは「そもそもクランブルは甘すぎて濃厚すぎて食べられない。ケーキのようなクッキーだから食べるとしても2日に分けて食べる。正直、(そんなにおいしくないのに)ネットで騒がれすぎていると思う。」と話しています。

余談ですが、陰謀論好きのYouTuberシェーン・ドーソンは「クランブルでクッキーの栄養価を見ると4分の1のカロリーを表示している。1人前の量は4分の1なんだって。だから1個食べれば、カロリーは表示の4倍だよ! 去年、クランブル意外とカロリー低いじゃんと思って毎週食べてたら、すごく太った!」と紹介しています。

Crumbl Conspiracy Investigation

クランブルがオリビア・ロドリゴとコラボしたクッキーは1個960キロカロリーだと動画で紹介しています。

おまけ:『ブリジャートン家』をテーマにした舞踏会も

詐欺なのか、ただずさんなだけなのかわからない商売はクッキーの密売(?)だけではありません。先日は米国テキサス州でNetflixの人気シリーズ『ブリジャートン家』をテーマにした舞踏会を主催するよと宣伝されていたものが、延期のあげく行ってみたらただのホテルの会議室が用意されているだけだった、という騒動がありました。

提供された食事は生焼けのチキン、どういうわけか会場の真ん中にはポールダンス用のポールが立っている(舞踏会とは違うダンスだと勘違いしたのかも)、生演奏付きと宣伝されていたけれどバイオリニストが一人いるだけだった、という惨状だったそうです。

騙された方たちが気の毒になります。YouTuberイベントもタナコンやらACEフェスやら、大失敗してはほぼ詐欺だと批判されていました。史上最悪のイベントとして名高いFYREも第二弾が予告されてチケットが売れてるようなので、わけがわかりません!

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