2021に創業したコスメブランドYouthforia(ユースフォリア)が炎上しています。ユースフォリアが新たに発売したファンデーションの色がおかしいと批判されてしまったのです。
グロリアさんのレビュー
ユースフォリアのファンデーションを試しているグロリア・ジョージさんの動画です。グロリアさんは「この600番のファンデーションとブラックフェイス用のペイントを顔に塗っていますが、違いわかりますか? わかりませんよね? タールみたい。」と話しています。
グロリアさんはユースフォリアが販売した最も暗い色のファンデーション600番は、人の肌のために作られたとは思えないと話しています。たしかに人の肌のような複雑な色ではなくただの黒に見えます。べったり真っ黒に塗ったようで変です。
さらにグロリアさんは「多様な商品を作ってほしいけど、ミンストレル・ショー用の真っ黒のファンデーションを作ってほしいなんてお願いしてません。茶色の色味でイエベ、ブルベの人の肌に合うように作ってほしいのですが。2024年にこんな問題があること自体受け入れられません。この商品は販売中止するべきだと思います。」と話しています。
グロリアさんの動画が話題になると化粧品化学者のジャヴァンさんも動画を投稿します。ジャヴァンさんはユースフォリアのファンデーションで使われている顔料についてこのように話しています。
「カラーインデックスを見ると、明るめのファンデーションではさまざまな顔料が使われていますが、600番の顔料は一種類、黒しか表示されていません。このブランドは私たちの肌の色に合わせた商品を作る気がないのでしょう。」
通常のファンデーションであればあるはずの複雑なカラーインデックスが一種類しか表示されていないのは、おかしいそうです。
過去にも同じ問題が
これまでにもファンデーションのカラー展開に偏りがあり批判された化粧品ブランドはあります。代表的なのはタルトやビューティーブレンダーです。批判を受け、ビューティーブレンダーは半年後に追加の10色を発表していました。
今回、批判されているユースフォリアも昨年10月にファンデーションを15色販売するも、偏りがあり批判されていました。改善のための新商品だったようですが、納得できる色ではありません。
ユースフォリアのCEOは販売に先駆けて一番黒いファンデーションのモデルを探すために駆けずり回って、ドバイのモールでようやく見つけた、と動画にしていました。
しかし、この動画でも編集が多く、明らかにモデルの肌の色とファンデーションの色は一致していません。そもそも開発する際にその場にいる人でファンデーションの色を試さなかったのでしょうか。批判を避けるためか、動画のコメント欄は閉鎖されています。
ここまでの内容はジェンラブが動画にしています。
こちらの記事でユースフォリアのCEOは「カラー展開に偏りがあるとの指摘を受け、通常なら24か月かかる工程を4か月に短縮して新色を販売します。」と語っています。ジェンラブは「慌てずにきちんと商品を作った方が良かったのでは」と話しています。