テキサスとオクラホマで115℉ (46℃)に達するなど、記録的な熱波がアメリカに襲来していますが、人々の食欲は失せる気配がありません。TikTokで「ピンクソース」の関連動画が流行しているので紹介します。
「ピンクソース」を売り出しているのはTikTokアカウント@Chef.piiさん(以下シェフ)です。シェフはフライドチキンにピンクソースを付けて食べる動画を6月中旬に投稿していました。色が珍しく、味の想像もつかないソースに興味を示す人々が続出したため、シェフはソースを売り出し、よく売れていたようです。
しかし、食品であるにも関わらずソースは冷蔵されずに配送され、腐っていた例もあると報告されています。ソースの成分表には誤りが多く、「安心して食べてよいものなのか?」と購入者から疑問の声が出ています。
ピンクソースの問題
シェフはTikTokで熱心にピンクソースを宣伝しています。ピンクソース・パーティーを催して、試食会をしていたようです。
シェフの動画を見ていると、ソースの濃さが毎回違うと気付く人が出てきました。そもそもなぜピンク色なのか、どのような味なのかは説明されていません。視聴者の疑問にシェフは「照明のせいで色が変わっているように見えるけど、味は常に同じです。」と説明しています。
ソースの材料は、ドラゴンフルーツ、ハチミツ、ひまわりの種の油、トウガラシ、ニンニクだそうです。ソースは1本20ドルで販売されています。
命知らずの購入者が、次々に動画を公開しています。冷蔵されずに配送されたので、腐ってしまったピンクソースが投稿されています。
ここまでの内容はゴシップアカウントのSpill Seshが動画にまとめています。
シェフの釈明
不衛生なソースを売ったシェフが釈明動画を公開しています。「始めたばかりのビジネスで、たくさん失敗をしてしまった。今後は訂正して、改善に努める。アメリカ食品医薬品局の認可はまだ得ていないが、審査を受けているところ。」と話しています。
食品衛生の基準を満たしていない商品を売ったので、訴訟になるのではないかとのコメントが多く見られました。個人で販売している商品でも最低限の衛生は確保して欲しいと思います。
おまけ
この流行に便乗して『テレタビーズ』の公式TikTokアカウントが「ピンク色のソースと言えばタビーカスタードなのに、なんで話題になってないの?」と投稿していました。
『テレタビーズ』の公式アカウントはよく流行に乗っかっている印象があります。こちらの記事で取り上げた感謝祭の料理の怪しいピンク色のソースの話題にも便乗していました。タビーカスタードは子どもたちの憧れですが、ピンクソースは要注意です。