Netflix『ダンスは悪魔のために』TikTokダンサーを洗脳した7Mカルトが告発される

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Netflixのドキュメンタリーシリーズ『ダンスは悪魔のために』が話題になっています。ドキュメンタリーでは芸能事務所とされていた7M Filmsが実はカルトで、信徒は洗脳され、金銭的にも性的に搾取されていると告発しています。

Dancing for the Devil: The 7M TikTok Cult | Official Trailer | Netflix

被害に遭っていたのはTikTokの有名ダンサーたちです。中でも姉妹ダンサーの姉ミランダ(Miranda)と妹メラニー(Melanie Derrick)がドキュメンタリーの軸となっています。ミランダのTikTokフォロワー数は210万人、メラニーのTikTokフォロワー数は370万人です。

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7Mの実態

姉のミランダが芸能事務所7Mと契約したことで、家族と距離をとるようになります。連絡をしても無視され姉妹が共同運営しているTikTokアカウントの投稿もおろそかになります。

ミランダとの連絡がとれなくなり不審に思った家族がSNSで被害を訴えたところ、実は他にも7Mの被害者がいたことがわかります。7Mは表向きは芸能事務所ですが、母体はシェカイナ教会(Shekinah)が運営しています。その教会の主はロバート・シン(Robert Shinn)です。このロバートが信徒から金を巻き上げ、洗脳をしている可能性が浮上します。

ドキュメンタリーでは姉ミランダをどうにか洗脳から解くため奔走していた家族が、ロバート・シンの他の被害者と交流を持つまでも描かれています。ロバート・シンが20年以上前に同様の手口で信徒に暴行や金銭搾取をしていたことを知ります。脱退した元信者の姉妹プリシラとメラニー・イも登場します。

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その後

ドキュメンタリーが撮られたのは2年前です。現在でもミランダは同じく7Mに所属している夫と活動をしています。

ドキュメンタリー配信後、コメント欄は閉鎖されています。視聴者がミランダを心配しているコメントを多く残すためだと思われます。

ミランダはInstagramストーリーズにも声明を出しています。要約すると「家族を愛しているが、今回の件で家族の嫌な一面を知ってしまった。2020年に神に全てを捧げると決め、家族にも私の立場を尊重してほしいと話した。ドキュメンタリーは一方的な主張のみを取り上げている。」そうです。

ミランダの声明

ミランダの声明

ミランダの声明では、収入のすべてを7Mに奪われている疑惑については言及していません。同様に7MのInstagram投稿は全面的に疑惑を否定しています。

ここまでの内容はSpill Seshが紹介しています。

TIKTOK CULT EXPOSED BY NETFLIX … dancers in danger

このドキュメンタリーシリーズに頻繁に出てくるYouTubeチャンネルがウィザウト・ア・クリスタルボール(withoutacrystalball)です。ウィザウト・ア・クリスタルボールは危険なコンテンツを投稿している印象があります。美容YouTuberタティの関係者を動画で取り上げ、タティに訴えられた過去があるからです。

ドキュメンタリーを通して感じるのは、成人した人が自らの意思でカルトに入り搾取されていたとしても、本人がそのように認識していない限り助けられないのだということです。見ていて苦しくなりました。

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