ピラティス講師Raven Rossが傲慢発言で炎上 ピラティスは高級なもの? 由来は全く違う

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Netflix『ラブ・イズ・ブラインド〜外見なんて関係ない?!』シーズン3の出演者でピラティス講師のレイヴェン・ロス(Raven Ross)が炎上しています。レイヴェンはTikTokにピラティスを高級ブランドの「ボッテガ・ヴェネタ」と同等な高級なものと発言をして批判を浴びています。

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レイヴェンの発言

すでに元動画は削除されていますが、こちらの投稿でレイヴェンが「最近、ピラティス人口の白人の多さについての意見を見るけど、持論を言います。多くの人にピラティスを体験してもらうのが私の使命です。なのですが、ボッテガ・ヴェネタの店舗に行ったら『手の届きやすさとか客層の多様性はどこ?!』って言わないでしょう。だって、ボッテガ・ヴェネタは高級品だから。ピラティスも同様のものだと考えてほしい。インストラクターは最低でも500時間の修練を積んで、丁寧に指導をする。ピラティスはチープなものではありません。」と話しています。

レイヴェンの動画はすぐに視聴者のひんしゅくを買い、批判されています。ピラティスの歴史の観点から高級志向になったレイヴェンのピラティスを批判する人や、レイヴェンの人種差別的、階級差別的とも受け取れる意見に怒る人もいます。

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批判の声

こちらのTikTokユーザーは体操教室とカフェを経営しているそうです。「ピラティスは収容所1で生まれた運動法です。そして弟子だった黒人女性が米国にメソッドを持ち帰り完成したのです。ピラティスは私たちのものなんです。そのような歴史があるものから、私たちを排除しようとするのは理解できません。」と話しています。さらに、彼女は無料の黒人女性のためのピラティス教室を行いたいので、レイヴェンを講師として呼ぼうとしたら3500ドル(約50万円)を要求されたとも紹介しています。断ったそうです。

こちらのユーザーは黒人女性だけではなく多様な女性たちがピラティスをしている動画を投稿しています。

こちらのユーザーは「エクササイズを高級化しようとするなんてペテン師みたいなこと言うね。ピラティスはジョセフ・ピラティスが収容所にある限られた物資であみ出した運動法だ。一人前の理容師になるためには1500時間の修練が必要だ。ってことは、僕の理容師は高額な請求をするのか?」と反論しています。

ここまでの内容はMARKIEが紹介しています。

Pilates Influencer Posts Controversial "Hot Take" Video & Receives Huge Backlash

需要と供給なのでレッスンに高価格の設定をするのは自由ですが、500時間の修練を誇らしげに語るのはどうなんでしょう。

レイヴェンの謝罪

レイヴェンは謝罪動画を投稿しています。「すべての人のために、特に女性のために頑張ってきたのに、誰かを除け者にするような発言をしてしまいました。そのような意図はありません。これからも毎週YouTubeに無料のピラティス動画を公開していきます。」と話しています。

謝罪をしても、コメント欄は荒れています。「あなたは取り返しの付かない本音を言ってしまったね。これからも無料でMove With Nicole(別の人のピラティスチャンネル)の動画を見続けます。」「つい先日、ピラティスは万人向けではないと言ったばかりでは?」「にやついて謝罪しているのって『反省していません。自分のブランドを守りたいだけです』と見える」などが書き込まれています。

多くの視聴者は、レイヴェンの謝罪を受け入れていないようです。排他的で高級化しているピラティスを正当化して、お金を稼ごうとしているレイヴェンの魂胆が露骨すぎたようです。

『ラブ・イズ・ブラインド〜外見なんて関係ない?!』の出演者はこれまでにも名声を得るために番組に出ているのでは、と疑われる人がいました。レイヴェンの目的が売名だとは思いませんが、出演後は限りなく名声を利用してSNSで活動しています。初めての炎上から回復できるのかは不明ですが、レイヴェンは自らのコミュニティの女性を怒らせたので回復は難しいのではと思わされます。

  1. ピラティスの創始者ジョゼフ・ヒューベルトゥス・ピラティスは第一次世界大戦中、敵国人として収容されていたマン島の収容所でピラティスを始めた。
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