プライド月間に関連して面白いニュースが飛び込んできたので紹介します。ゲイのYouTuberのイライジャ・ダニエル(Elijah Daniel)がミシガン州の町を購入し、「Gay Hell(ゲイ地獄)」と名付けました。もともとの町名は「Hell(地獄)」でした。
「Gay Hell」はアナーバーから北西に20マイルほどの距離に位置します。
実はダニエル、このような大掛かりな冗談を仕掛けたのは最初ではありません。2017年には当時の地名「Hell(地獄)」の町長になり、異性愛者を追放しました。
ダニエルはトランプ政権が米大使館が虹色の旗(プライドの旗)を掲げることを禁止したため、対抗して「Gay Hell(ゲイ地獄)」では虹色の旗のみを掲げると宣言しました。
ゲイ地獄にはなんでもあります。図書館、愛を誓う南京錠をかける場所まで。さらにウェディング・チャペルもあるのでゲイの人は結婚式を挙げられます。地獄で!
Gay Hell, Mi has everything. A library, a place to lock your love in Gay Hell, and even a WEDDING CHAPEL TO GET GAY MARRIED IN HELL! pic.twitter.com/mt2RzgraEx
— elijah daniel (@elijahdaniel) June 17, 2019
ダニエルは今回の動機として、ファンの若い子たちに面白い話題を提供することで少しでも政治に関心を持って欲しかったと話しています。
ダニエルはミシガン州出身です。昔はよく「Hell(地獄)」の近くを車で通っていたそう。ダニエルは「非常に信心深い」家庭に育ったのでゲイになると地獄に落ちると言われて育ちました。「ゲイ地獄」はそんな信心深い田舎にぴったりな名前だと思うと話しています。
こちらは2017年にダニエルが「Hell(地獄)」の町長になった際の動画です。
このときは1日町長だったので朝に任命され、夕方には弾劾されてしまいました。
ダニエルは売り出されていた町「Hell(地獄)」を所有したいようで、現在は手続きを進めている最中です(今のところ2週間限定のようです)。
参考: Welcome to Gay Hell, Michigan, where only pride flags are allowed to fly