ウソを上手につくのは至難の業です。人はウソをつくとき、どうしても声色・体の動きに正直な思いが現れてしまいます。ボディーランゲージの専門家ジャニーン・ドライバーがウソを見抜くポイントをいくつか教えてくれています。
解説しているのは歌手R・ケリーの動画です。R・ケリーは90年代から2000年代初頭に人気だったR&Bシンガーです。
複数の未成年に暴行した疑いがあるR・ケリーがゲイル・キングのインタビューに応じました。R・ケリーは懸命に自身の潔白を主張しますが、ボディーランゲージの専門家ジャニーンはどのように判断したでしょうか?
以下の内容はこちらの動画の内容に則しています。
Noと言いながら頷くときは?
まず、インタビュアーのゲイル・キングは「17歳以下と関係を持ったことはあるか?」と聞いています。R・ケリーは強く否定していますが、ジャニーンによると、R・ケリーはウソをついているそうです。
発言は「ない」と言っていますが、頭は頷いています。ウソをついているので不統一が生じています。
ジャニーンによると、人は肯定するとき頷き、否定のとき頭を横に振る癖があるので、ウソをつくと仕草と言葉が一致しなくなるそうです。
同様に「あなた(R・ケリー)を訴えている女性たちはウソをついているのか?」と聞かれた際には「そうだ」と言いながら頭を横に振っています。
言葉とボディーランゲージの不整合が生じたら、ウソだと判断できます。
ウソをつくとき声色が変わる?
ジェニーンによると、85%の人はウソをつくとき声色が変化するそうです。通常より声が低くなったり高くなったり、早口になったりゆっくり話したり変化してしまうのです。
数年前にブリトニー・スピアーズがマット・ラウアーの取材で「結婚生活は上手くいっています」って言った2週間後、離婚を申請した件。ブリトニーはささやくような声でウソをついていました。
ジャニーンが例に出した、ブリトニー・スピアーズのインタビューです。
関係ありませんが、このインタビュアーをしているマット・ラウアーはのちに部下に対するセクハラで解雇されました。
デートでは女性のつま先に注目!
インタビュアーのゲイル・キングのつま先にも言及しています。
ゲイルが質問を重ねるごとにだんだんR・ケリーは怒り、興奮してきて緊張感が出てきました。すると、ゲイルのつま先が上を向いたのです。
これは「良いインタビューが撮れた」とゲイルは内心喜んでいるのを現しています。
もしデート中に女性のつま先が上を向いたら、良い徴候だとジャニーンは解説しています。楽しいし、気分がいい状態のボディーランゲージだそうです。
攻撃のサインは意外にも…
とうとうR・ケリーは立ち上がり、声を荒げゲイルから少し距離をとります。
R・ケリーは心底怒っています。少し相手から距離をとるのは、攻撃(殴りかかるなど)の直前に見られるボディーランゲージです。
この状況で平静を保てるゲイルはプロのインタビュアーです。
セレブのウソを見破るチャンネル
解説してくれたボディーランゲージの専門家ジャニーン・ドライバーはYouTubeのチャンネルも開設しています。話題の動画をボディーランゲージの専門家らしく解説していますよ。これが無料で見られるのはお得です!
CLDシリーズはCelebrity Lie Detectorの略です。話題になっているセレブのボディーランゲージを検証して誰が真実を話しているか、ウソをついているかジャニーンの意見を述べています。
Image: REAL CONSPIRACY, BignNews, A Media