Belle Delphineのチャンネルが消される 過激表現は有名人なら許され個人YouTuberは禁止？

また人気YouTubeチャンネルがガイドラインに違反しているとして消されてしまいました。

削除されてしまったのはベル・デルフィン(Belle Delphine)のチャンネルです。

ベル・デルフィン

噛んだ後のガムを売ったり、風呂水を売ったり、OnlyFansでコンテンツを売ったりしているベルですが、YouTubeにも面白い動画を投稿していました。

しかしベルの動画はYouTubeではかねてから削除されたり、年齢制限付きにされてしまうことがありました。そしてとうとうチャンネルごと消されてしまったようです。

YouTuberのケボスが、チャンネル削除された後のベルに取材しています。

事前ストライク（警告）はなく突然のチャンネル削除だった、新しいチャンネルを立ち上げようとしても無理だった（ベルは自分のIPかパソコンが要注意リストに入ってしまったのか？と推測している）、ガイドラインに違反したのはあるミュージック・ビデオのパロディ動画だったと明かしています。

こちらが、削除されてしまったベルの動画のサムネです。

こちらは、元となったラッパーの6IX9INEの動画です。

これを受けて、YouTuberたちはベル・デルフィンの追放に抗議しています。

YouTuberのキームスター（YouTube登録者数576万人）の意見です。

おいYouTube！　この対応はおかしいだろ。アーティストは際どい動画を公開してもトレンド入りするのにベルは追放されるのか？　濡れたアソコって大声で歌ってるWAPって曲をYouTubeは宣伝してただろ。

THIS IS NOT RIGHT! #UnbanBelleDelphine pic.twitter.com/9wV1YR7BD9

— KEEM ? (@KEEMSTAR) November 22, 2020

YouTuberのVuxVux（YouTube登録者数241万人）です。

従来のセレブリティたちが個人YouTuberより贔屓にされるのはおかしい。YouTubeは普通の人々のおかげで成長したのに！　二重基準は止めてくれ！

（2021年5月23日：削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。）

YouTuberのウィリー・マック・ショー（YouTube登録者数5万9800人）です。

ベル・デルフィンはミュージック・ビデオのせいで追放された。ストライクなし。警告もなし。ひどいぞYouTube。
音楽業界に属していないと性的なミュージック・ビデオを投稿してはいけないらしい。
クソサイトめ。ベルの復活のために声をあげよう。だってベルは俺らの味方をしてきてくれたから。

Belle Delphine is now banned for her music videos. No strikes. No warnings. Awesome YouTube.

Apparently you can only have sexualized music videos if you’re part of the music industry.

Fuck this website #SimpForBella cause she simped for us. pic.twitter.com/IQPLj2xYvw

— ???????????? (@WillyMacShow) November 22, 2020

リーフィーのチャンネルが削除された際、ベルは「表現の自由を重んじている、チャンネル削除する前に、事前の警告はするべき」と投稿していました¹。

（2023年4月10日：削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。）

YouTuberのLord Vega（YouTube登録者数4万3400人）です。6IX9INEの動画とベルの動画を比較しています。

ベル・デルフィンが追放されたって？　冗談だろYouTubeさん、この判断は間違いだ。

Belle Delphine got terminated? LOL C’mon @TeamYouTube you know yall wrong for this one pic.twitter.com/uTm0qnNGuQ

— Lord Vega (@TheLordVega) November 23, 2020

今後、ベル・デルフィンのチャンネルが復活する可能性は低そうですが、判断基準が不統一なのは改善してほしいと思います。

YouTubeは「あのアーティストのMVや人気番組も観られるお子様も安心なサイト」を目指しているようですが、一部のアーティストのMVがお子様向けではないのは周知の通りです。この矛盾はすぐには解消されないでしょう。

【2020年11月23日：追記】
ベルのチャンネルが復活しました。

（2023年4月10日：削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。）

Image: Allucid

1. H3H3やアイダブズのような人気クリエイターは、昔は自分たちも際どい動画を投稿していたので言論の自由を主張していたが、人気になった後は気に入らないクリエイターを消すために検閲を声高に叫ぶようになったと指摘されている。立場が変わり180度意見を変える彼らはある意味、正直なのかもしれない。他のYouTuberからは白い目で見られているが。その点、キームスターはずっと「言論の自由」を重んじる主張を変えていない。