ラッパーのディヴィット(D4vd、本名:デイヴィッド・アンソニー・バーク、David Anthony Burke)が所有しているテスラ車の中から遺体が発見され事件になっています。遺体は1年以上前から行方不明になっていたセレステ・リバス・ヘルナンデス(Celeste Rivas Hernandez)さんと特定されています。
車両が発見されたのは廃棄車両を一時的に置いておく場所で、異臭騒ぎになっていたようです。捜査をしたところ、フロントトランクからビニールに包まれた遺体が発見されたと報じられています。遺体は死後かなりの時間が経ったと見られています。被害者が行方不明になったのは13歳のときだったようです。
怪しい履歴
ディヴィット名義の車から遺体が発見されたため、多くの人はディヴィットが犯人だと断定しています。ディヴィットのこれまでのライブ配信の発言やファンと交流する際に撮影された映像、さらに曲のなかでも殺人をにおわせる歌詞があるからです。
インタビューで「愛してる愛してるって言っても、その人はもう自分とは関わりがない。関係は切れないし、絶つことはできないって言うけど、実際は切れると思う。新アルバムは章ごとに物語が進行していく感覚で楽しんでほしい。」と話しています(動画)。この発言は、実際に相手(セレステさん)はこの世にいないので関係がきれいに切れていると話しているのではないかと推測されています。
こちらのTwitch配信では、過去にデイヴィッドがセレステさんと一緒に配信している映像が残っています。デイヴィッドは管理者に「この配信に関連するものは全部消して」と話しています。
These people had clips of a vod with D4VD and Celeste Rivas Hernandez live on twitch where he says to his MODS to delete all clips and VODS from the stream..
This man had no shame, he was out in the open with it all.. such a sick monster pic.twitter.com/sQqC1P5Vol
— jayon (@realfresher) September 18, 2025
セレステさんの周辺ではデイヴィッドが「未成年者と交際している」ウワサはあり、SNSでも疑う人はいたようです。どうみてもセレステさんは未成年です。デイヴィッドはハローキティのグッズを持ったり、プロフ画像に使用していたりしますが、セレステさんはハローキティが好きだったようです。
こちらの投稿では2024年7月1日にデイヴィッドが投稿したTikTok動画には、同じ日にセレステさんが履いているハローキティのクロックスが写っていると指摘しています。二人が出会った頃とされる2021年はセレステさん11歳、デイヴィッドは16歳です。
looks like this tiktok d4vd posted 2/7/2024 was the same day as this photo taken with Celeste Rivas Hernandez wearing her hello kitty crocs.
keep in mind, Celeste was 11 years old in 2021 which would make d4vd 16 at the time. pic.twitter.com/mhdXIzkHkp
— ionrunit (@str8flexiinn) September 18, 2025
出会った頃はペドと言い難い年齢ですが、現在20歳のデイヴィッドとセレステさんが生きていれば15歳(行方不明時13歳)と考えると、不気味で違法な年齢差です。多くの人は「デイヴィッドは幼いセレステさんをグルーミングした」と捉えています。
こちらの動画ではデイヴィッドがセレステさんが履いていたスニーカーを洗っていると指摘しています。
血でも洗い流しているのでしょうか。
こちらの動画ではセレステさんとデイヴィッドがおそろいのタトゥーを入れていたことを指摘しています。
これまで曲をリリースするのはセレステさんの誕生日が多く痕跡すべてが怪しいと言われています。多くの人は「デイヴィッドは殺人をしたことを公にしたくて『早く逮捕してくれ』と言っているような、あからさまな言動をSNSや曲に残している」とも感じています。
遺体の発覚後
遺体が発見された2025年9月8日、デイヴィッドはツアー中でした。デイヴィッド名義のテスラから黒のチューブトップ、黒のレギンスを着た体重約32キロの遺体が発見されました。遺体が発見された後、デイヴィッドの曲『Romantic Homocide』はSpotifyの世界ランクで42位に大幅上昇をしています。事件の報道が皮肉にも曲の宣伝になってしまいました。米国ランクでは13位まで上昇しています。
その後、残りのツアー日程はすべて中止となり、ロサンゼルス警察はデイヴィッドの家宅捜査を行い、ラップトップPCや電子機器を押収しています。
ここまでの内容はムタハが紹介しています。
インタースコープ・レコードは事件を受け、デイヴィッドが2025年9月19日にリリースが予定されていたアルバム『Withered Deluxe: Marcescence』をやめると発表しています。
執筆時、デイヴィッドは重要参考人でまだ逮捕はされていません。ストリーマーのxQcは今回の報道を見て、配信中にデイヴィッドの楽曲の歌詞を検証し有罪と断定しています。ネット上にこれほど痕跡の多い事件は珍しいように感じます。