明けましておめでとうございます。2026年になりました。2026年最初の記事は、新年にふさわしい話題の定番! クリスマスです!
さあツリーを一週間ぶりに引っ張り出して飾りましょう。メリークリスマス!
ゲス野郎も含めて、皆さんメリークリスマス
もちろん2025年のクリスマスの話題の中心にいたのはトランプ大統領です。
米国の大統領はクリスマスに子どもたちに電話をかけるのが恒例行事です。電話口の子どもに「俺はペンシルベニア州で三回勝利した」(本当は勝ったのは2016年と2024年の二回だけ)と主張したり、米国では悪い子がクリスマスにプレゼントの代わりにもらうことになっている石炭について「きれいな石炭ならどう?」と発言したりしていますが、いつものウソとつまらない冗談なのでこれは平常運転です。
話題になったのはクリスマスの日、自身のSNSであるTruth Socialに投稿した長たらしい文章です。最近、怒鳴り散らすような投稿が多いとウワサされていましたが、これは桁違いでした。
訳すとこんな感じですが、おかしい感じが十分出るようにうまく訳せていません。
この投稿について、「人を非難するのはみんな自分が同じことで後ろ暗いって告白してるようなもんだよね」という意見があります。
Every accusation is a confession. Cheers. 🥂 https://t.co/SeuMdNXc4Q
— Marijke Chartouni (@pinkPeptobismol) December 26, 2025
確かにありそうな話です。トランプ大統領がジェフリー・エプスタインと親友で、彼の島に行き、パーティーに参加していたのはよく知られています。事件が明るみに出ると、無関係だし何も知らなかったと主張して、そもそもあいつはイヤなやつだったよと言ったのもトランプ大統領です。そう考えると、「最後になるかもしれないメリークリスマス」もひょっとしたら自分がそうなるのを心配しているのかもしれません。
トランプ大統領の投稿は矛盾だらけです。もしトランプ大統領が本当にエプスタインと本当に縁を切っていたなら捜査資料が出てきても全く問題ないので「魔女狩りだ!」と怒る必要などないはずです。事実、クリントン元大統領は捜査資料の中に写真がありましたが、これを受けてぜひ資料を全面公開してくださいと声明を出しています。やましいところがないならトランプ大統領も同じようできるはずです。しかももしこの事件がトランプ大統領の言うように民主党主導の魔女狩りなら、なんで民主党員の名前が資料にあるんでしょう? トランプ大統領は元民主党員だからそのことかな?
なお、クリスマスの日、トランプ大統領はこの投稿も含めて一日に150個近く投稿したようです。Truth Socialでトランプ大統領をフォローしている人は通知が大変なことになっていました。
Having a normal Christmas morning pic.twitter.com/x2XabRSCdz
— Aaron Rupar (@atrupar) December 25, 2025
おじいちゃん大丈夫……? およそ家族や友人に囲まれ幸せな人のしそうなことではありません。ただのネット廃人です。
クリスマスとの戦い
クリスマスに意味不明な投稿をするのは大統領だけではありません。2018年からインディアナ州議会議員を務め、2022年からインディアナ州議会議長となったクリス・ガーテン(Chris Garten)氏もやってくれました。
それは北極へ持って帰れよ、でくの坊。メリークリスマス、インディアナ州民2の皆さん!🇺🇸🎅🏻🥊
When you find out the North Pole is trying to bring more bureaucratic overreach & unfunded mandates down the chimney disguised as "Christmas cheer." Not on my watch. We The People run Indiana, not the bureaucrats.
Take it back to the North Pole big guy. Merry Christmas,… pic.twitter.com/iZDsl1DME0
— Chris Garten (@Sen_ChrisGarten) December 25, 2025
議員本人がサンタクロースに殴りかかっているAI生成画像つきです。なんなんだこれは。
米国では官僚主義に対する反発が強く、特にクリス・ガーテン氏の所属する共和党はその傾向が強いのですが、サンタクロースが官僚だったとは初耳です。一体どういう層にアピールするつもりなのでしょうか? サンタクロースが敵だという話がどこかで出てきているわけでもないようです。
政治家がTwitterで物議を醸す発言をするとリプライは賛否両論になるものですが、今回はほとんどが批判か、「意味がわからない」という声でした。トランプ大統領が各方面へ意味のわからない攻撃をして喝采を博するのを見て、自分もこんなことをしたらいいのかなと思ってやってみたら失敗したのかもしれません。
クリスマスはキリスト教の習慣なので、キリスト教徒だけに関係する「メリー・クリスマス」という言い方はよくない、「ハッピー・ボリデーズ」と言いましょう、という運動が米国では今世紀に入ってから広まりました。これに反対して、保守派・共和党からはキリスト教の価値を守れ、「メリー・クリスマス」と言うべきだ、左派・民主党は「クリスマスとの戦い」をしている、という批判がされてきました。ところが今度は共和党が「クリスマスとの戦い」を始めたようだ、と言われています。
トランプ大統領はしばらく前に関税で物価が上がっているので「子どもたちはクリスマスプレゼントが減るかも」と発言しています。物価が上がってトランプ大統領への批判が集まるのはけしからんから、クリスマスプレゼントやサンタクロース自体がけしからん、という発想なのかもしれません。
2026年も混乱に陥りそうな米国政界を予言しているようなニュースでした。
注
- マシー下院議員はエプスタインの捜査資料を全面公開するように求めている。
- Hoosierという言い回しが気になる方は、こちらの記事を参照。
