Joe Roganを攻撃するトランプ元大統領と子グマを公園に捨てるRFK Jr

社会・政治

2024年も8月半ばになり、11月に本選を控える米国大統領選挙がますますおもしろくなっています。右派系ポッドキャスターが次々に無所属の候補ロバート・ケネディ・ジュニアへ好意を示すか、トランプ支持をやめると言うかして、予想外の逆風に遭い撤回をしています。プライドが高いトランプはポッドキャスターに反撃しています。

世論調査でハリス副大統領に追い越されてしまったトランプ元大統領は、泡沫候補のロバート・ケネディ・ジュニアからも票を奪われ、焦りを隠せません。

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ジョー・ローガン

ロバート・ケネディ・ジュニアが一番理解できると話したのはジョー・ローガンです。ローガンはロバート・ケネディ・ジュニアのファンだとも話しています。

このクリップは拡散され「ジョー・ローガンがロバート・ケネディ・ジュニアへの支持を表明した!」と話題になります。

慌てたローガンは釈明文を投稿します。

一連の投稿を見た後でもトランプはローガンを許せないようで「次にUFCの会場に現れたジョー・ローガンが会場からブーイングされるのが楽しみだ。MAGA2024!」と投稿しています。

そのトランプに反論している投稿です。

UFCの観客席にいるのは、トランプ支持者だと勘違いしているトランプに水を差す意見です。

ここまでの内容はBreaking Pointsが動画にしています。

Trump ATTACKS JOE ROGAN For RFK Jr Compliment

ローガン以外にもトランプ元大統領へ投票しないと投稿した人がいます。

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カイルとティム

カイル・リテンハウスはブラック・ライブズ・マター運動のさなか、警察官の暴力に抗議するデモに参加していた3名を銃で撃って死傷させ、罪に問われていました。リテンハウスは判決で無罪を言い渡され、その後は個人が武装する権利の活動家のような存在になっています。

今となっては銃所持の権利を叫ぶ以外に何の取り柄もないリテンハウスですが、なんとトランプ元大統領への投票をしないと発表していました。理由は「トランプは合衆国憲法修正第2条(銃所持の権利)を守ってくれそうにないから」でした。

リテンハウスはトランプ陣営から説得され、結局トランプ元大統領に投票すると投稿しています。その間、リテンハウスはトランプ支持者から「トランスの女」だといじる画像を作られていました。

リテンハウスとジョー・ローガンの騒動に便乗した右派の政治YouTuberティム・プールが「ロバート・ケネディ・ジュニアに投票する」と冷やかす投稿をします。

すぐにプールは「ジョー・ローガンとカイル・リテンハウスを攻撃した人を煽るための冗談だった。トランプ元大統領に投票するしかないが、狂ったMAGAは左派並に破滅的なやつらだな」と投稿しています。

ロバート・ケネディ・ジュニアと子グマ

ところでロバート・ケネディ・ジュニアとは何者なのでしょうか。二大政党の枠外から大統領候補に名乗りを上げているこの人物は、名前からわかるとおり、ケネディ家の人物です。暗殺された元大統領の甥1で、弁護士です。コロナ禍以前からの根っからの反ワクチン派で、陰謀論者でもあります。この人が一番理解できるって、ジョー・ローガンは大丈夫なのか。

New Yorker誌が8月上旬に自分についてのすっぱ抜き記事を出すと知るや、直ちに動画を発表して自ら何があったのかを明かしています。その動画によれば真相は、

  1. 交通事故死した子グマを見つける
  2. 皮がほしかったので車に載せる(!)
  3. 急用で家に戻れなくなってしまい、クマの処置に困る
  4. ニューヨークのセントラルパークに捨てることにする(!!)
  5. ちょうど車に不要な自転車があったので(なんで?)、一緒に捨ててその場で事故が起こったようにみせかける

だそうです。突っ込みどころだらけですが、結局記事が出てみると、このクマ事件は記事の主題ではなく、主題は薬物依存、セックス依存症、反ワクチン、元妻への虐待でした。すっぱ抜きに対抗できたのか、できなかったのかよくわかりません。

こんな人物でも大統領選の第三の候補になれるとは、ケネディ家のブランド力は絶大です。暗殺未遂ぐらいでは箔がつかなかったらしいトランプ家はうらやみそうです。

なお、クマ事件が発生したとき、それを報道したのもケネディ家の人物でした。そうとは知らず親戚の捨てたクマの死骸についての記事を書かねばならないとは、やはりケネディ家は呪われているのかもしれません。

  1. 父親のロバート・ケネディ元司法長官も暗殺されている。
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