Geniusはアメリカの音楽サイトです。もともとRap Geniusという名前でした。主にランキングやニュース記事を扱っています。
YouTubeにもGeniusのチャンネルがあり、歌手やラッパーに歌詞の解説、裏話、制作に至った経緯をインタビューしています。こんな背景があったのか!とファンを喜ばせる話を聞かせてくれますよ。加工がない生歌を聴けるのも贅沢です。
こちらはビリー・アイリッシュが『COPYCAT』の歌詞を解説しています。
さすが、プロ。音程がしっかりしていて深い歌声です。
そんな人気音楽チャンネルGeniusをパロディにしているZane Hijazi(ゼイン)の動画を紹介します。雰囲気訳です。
まず、サムネがそっくりです。特徴的な背景の黄色も、編集方法もそっくり似せてあります。
服装もいつものゼインではありません。ヘアピン5本を両側に無意味に付けているのはなぜでしょう? 指輪やネックレスを重ね付けしていて、装飾華美な歌手やラッパーの真似をしているようです。チュッパチャプスも話の途中でさりげなく舐めます(なぜだ)。
歌い方や話し方も癖が強くわざとらしくしています(同じような内容を繰り返して話すキャラになっています)。
ゼインがリリースしている曲『Boom』の歌詞を解説しています。内容は……
『Boom』はただの歌じゃないんだ。一つの物語であり、一冊の本であり、一編の小説であり、末期的なポジティブさなんだよ。
わかるような、わからないような。
誰でもdirty little secret1はあるでしょ。僕は下着を履いてないんだ。
Dirtyの意味がちょっと違う。
L.A.を離れて、彼女と2人きりになりたくてドライブに連れて行ったという歌詞の流れで
彼女がさ、聞くわけ。
「ねぇ、何でシャベルとロープとガムテープが後部座席にあるの?」って。
宝探しにいくだけだから落ち着いてよって言ったよね。
彼女のその後の消息が気になります。
動画[1:57]でYouTuberのギャビー・ハナ2を皮肉っている描写もあります。大声で歌いすぎてマイクが音割れしてしまうのです。
Geniusは以前はラッパーや、人気になりつつあるインディー歌手を扱っていましたが、最近はYouTuberやインフルエンサーにもインタビューしています。そのせいで、Geniusのブランドが落ちてしまったようです。
こんな皮肉な動画ができています。
元VinerでYouTuberコメディアンのレレ・ポンズ、ギャビー、ローレン・グレイ、ジェイコブ・サートリアスなど取り上げています。
YouTuberも本格的な音楽を作っている人もいれば、ボイストレーニングしていないようなインフルエンサーもGeniusに出演しています。
フロスダンスを生んだと主張しているバックパック・キッドことルッセル・ホーニングの回。
低評価がかなり多いです。(フォートナイトを訴えたり、他のユーザーのダンス動画の削除要請したり嫌われてますね。)
喜ぶファンがいる限りインフルエンサーも曲を作り、これからもGeniusに出演するのでしょう。YouTubeでは他にもピューディパイやアンジェリカが最近のGeniusを皮肉る動画を投稿しています。
話題のチャンネルGeniusとゼインのパロディ動画の紹介でした。
Image: World’s Best Videos