エマ・チェンバレンが曰く付きのネックレスを付けてMET GALAに登場 批判される

ファッション

メットガラ2022は現地時間5月2日に開催されました。10日以上経っていますが、まだ出席者の装飾品が話題になっています。

話題の主は昨年に続き出席したYouTuberのエマ・チェンバレンです。衣装はルイ・ヴィトン、豪華なネックレスはカルティエです。エマはカルティエのアンバサダーを務めています。問題になったのはこのカルティエのネックレスでした。

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(2022年5月22日:削除されたInstagram投稿をキャプチャ画像で置き換えました。)

このネックレスの何が問題なのでしょうか? 一部の人から問題視される理由と、批判の声を紹介します。

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ネックレスの由来

ネックレスは1947年までインド(イギリス領インド帝国)にあったパティヤラ藩王国のマハラジャ、ブピンデル・シン(在位1900年–1938年)の所持品だったものだと指摘されています。ブピンデル・シンが確かに同じネックレスを着用している写真も投稿されています。

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このネックレスは1928年にカルティエによって製作されました。このネックレスが作られた当時、世界で七番目に大きいとされたダイヤモンドが中央にあしらわれ、数千個の宝石がちりばめられた豪華極まるネックレスでした。

しかし、1948年、宝物庫からこのネックレスは姿を消します。1982年、中央のダイヤモンドだけがサザビーズのオークションに出現します。さらにその後、1998年、ネックレスの本体がロンドンの骨董品店で見つかりますが、多くの宝石が取り外されてしまった後でした。カルティエはこれを購入し、失われた宝石は模造品で代用し、復元しました。

インドのマハラジャの注文でカルティエによって製作された品が、何者かによって持ち去られ、中古品として再びカルティエのものになり、エマが身につけたことになります。

今年のメットガラのテーマは“Gilded Glamour”(金ぴかの魅力)ですが、「金ぴか」どころではありません。この贅を極めたネックレスが行方不明になってから再び姿を現したのがロンドンであることもあり、インド帝国を支配していたイギリス人が盗んだのではないか?と疑われることもあります。

批判の声

植民地の所有物だったものを白人が持ち去ったのだとすれば、それを白人のアメリカ人であるエマが身につけるのはいかがなものか、という声も出てきます。一部を紹介します。

TikTokユーザーのmysticmerakisさんも同様の指摘をしています。「一部がイギリスの骨董品店でオークションにかけられているのが発見され、カルティエが買い取り修復したようですが、本来はパティヤラ藩王国のマハラジャが所有していたものです。謝罪も歴史的な背景への配慮もなく西洋文化の一部としてネックレスが扱われてしまったのは残念です。」と話しています。

TikTokユーザーの__karismaさんはカルティエ公式動画にリアクションをしています。「エマは背景を知りつつ着用すると判断したんだ」と指摘しています。

貸し出したカルティエも、ネックレスを付けてしまったエマも批判されてしまう結果になりました。歴史的に価値がある稀少なものを身につける機会に恵まれたエマでしたが、もう少し配慮が必要だったようです。

スラングも注意

余談ですが、メットガラでのエマとジジ・ハディッドの会話が「仲がよさそうにしていて実は仲が悪いゲイの会話のようだ」と話題になっていました。スレイ(slay)やママ(mama)のようなスラングを使っているので、「黒人クィアのスラングを白人女性が使うのはおかしい」と指摘されています。

植民地の歴史を思い出させる工芸品も、マイノリティを連想させる言葉遣いも、無関係な他者が使うと批判を浴びることになります。受け取り方は様々ですから、このような批判は今後も出てくる可能性があります。

Image: YOUTUBER EMMA CHAMBERLAIN DRAGGED FOR WEARING STOLE JEWELLERY AND IT GOES VIRAL. YEAH I’M MAD

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