キム・カーダシアンがMETガラでマリリン・モンローのドレスに傷をつけたが、悪いのはキムではない?

ファッション

ニューヨークのファッションの祭典METガラが2022年5月2日に行われました。一ヶ月以上前の出来事ですが、METガラでキム・カーダシアンが着ていたマリリン・モンローのドレスが損傷していると再び話題になっています。

このドレスは1962年に当時の大統領ジョン・F・ケネディの誕生日にマリリン・モンローが着ていたものです1

絹のドレスにはビジューが縫いつけてありますが、キムが着ていたせいで複数のビジューが失われ、縫い目が裂けていると指摘されています。歴史的に価値があるとされ、現在は約10億円の値が付くとウワサのドレスです。

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ドレスが傷んでいる

マリリン・モンローのドレスが傷んでいると指摘している投稿です。よく見ると、ビジューがなくなり、縫い目が裂けたような痕跡があります。

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そもそも試着で、キムの体はドレスに合っていないとわかっていました。マリリンのためにデザインされたドレスなので合わないのは当然です。ドレスのデザイン画を描いたボブ・マッキー(Bob Mackie)はキムがドレスを着ることを批判していました2

こちらの動画では、ドレスが着られないので「ファスナーが閉まらないお尻部分はファーのコートで隠せばよい」とキムが提案している場面も映っています。

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キムはマリリンのドレスを着るために三週間で16パウンド(約8キロ)の減量をしていたそうです。METガラで着用していたのは、写真を撮り、階段を上るまでの数分間だけだったようですが、ドレスは傷んでしまいました3

SNSでも傷んでしまったマリリンのドレスを悲しむ声が投稿されています。

しかし、ドレスを着用したキムが悪いわけではないと話すYouTuberもいます。

キムは悪くない?

服飾史に関する動画を作るYouTuberのアビー・コックスの動画です4。アビーはこの問題がクローズアップされるかなり前、METガラの数日後にこちらの動画を公開していました。

Don’t Blame Kim Kardashian For the Marilyn Monroe Dress Disaster at the Met Gala

アビーはこのように話しています。

抄訳:マリリン・モンローのドレスは、唯一無二の存在です。米国の政治史、ファッション史、ポップカルチャー史において重要な役割を果たしています。2016年にオークションでこのドレスは約5億円で現在の持ち主『リプリーズ・ビリーブ・イット・オア・ノット博物館(Ripley’s Believe It or Not!)』の手に渡っていますが、現在では10億円の価値はあると言われています。ドレスはシルクのシフォンが使用されています。可燃性があるため、現在は生産されていない布です。

年代物の衣服は経年劣化もしていますが、実際に着用すると、容易に損傷してしまいます。着る人から出る汗、塗ったボディクリーム、香水などが服に付着したり、アクセサリーに引っかかったりすることで、布が傷むのは想像できます。なので、博物館に所蔵されている衣服を守るために倫理規約があります。これは国際的な規約で米国だけのものではありません。

問題は、マリリン・モンローのドレスを所有している『リプリーズ・ビリーブ・イット・オア・ノット博物館』が正式な博物館ではないことです。リプリーズは規約に違反して、大切に扱うべきドレスを著名人に貸し出してしまったのです。

ドレスを着たキム・カーダシアンを責めるつもりはありません。彼女は博物館の関係者でもないし、キュレーターでもないし、ファッション史の専門家でもないから、何も知らなかったのでしょう。批判されるべきなのは、貴重なドレスを貸し出したリプリーズのCEOや広報担当者です。

『リプリーズ・ビリーブ・イット・オア・ノット博物館』は観光地にある、商業主義の「博物館」なので、仕方ないのかもしれません。

METガラの当日から、マリリンとキムを同列に扱うコメントに批判の声も出ていました。

その後、リプリーズは「ドレスはキムが着る前の2017年から傷んでいたので、キムは悪くありません」と声明を出しています5

おまけ:ひどいカーダシアン・ジェンナー家

先日、カーダシアン家の長女コートニーが結婚式を挙げていました。結婚式のスポンサーをしていたのは、ドルチェ&ガッバーナです。結婚式までもスポンサー契約をするカーダシアン家の金に汚い賢さが話題になっていました。

ドルチェ&ガッバーナのデザイナーは問題発言を連発して炎上した過去があります。デザイナーの一人であるステファノはカーダシアン家にも過去に「この世でもっとも低俗な人々」とコメントをしていると掘り起こされています。

METガラでもカーダシアン・ジェンナー家は全員酷評されていました。

最後は、本件とは無関係の話題です。ディズニーランドで長蛇の列があるにも関わらず、アトラクションを家族だけに貸し切って乗ったカーダシアン・ジェンナー家の動画です。

列に並んでいる人から冷ややかな目が向けられていたことでしょう。夢の国でも常人とは異なる行動をするお金持ちのカーダシアン・ジェンナー家でした。自分たちの金で自分たちだけの遊園地を作るなら何の問題もありませんが、そこまでのお金はないので庶民も来るテーマパークに出かけたのでしょう。

参考: About the use of a historic dress that belonged to Marilyn Monroe

  1. その様子はこちらの動画に捉えられている。これはマリリンが生前、公式な場に姿を現した最後の機会になったことでも伝説的である。
  2. 外部記事Bob Mackie, designer who sketched famous Marilyn Monroe dress, says it was a ‘big mistake’ for Kim Kardashian to wear it
  3. キムはMETガラの撮影が終わると、即レプリカに着替えていたそうだ。
  4. アビーはテキスタイル・コンサーヴェイション(織り地の保存修復)の専門家ではないが、専門家の助けをかりて動画を構成したそうだ。
  5. 声明を紹介している動画には多数の「ウソだ。無理やりサイズが合わないドレスを着たキムのせいだ。」というコメントがされている。
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