天気予報動画の紹介です。日本の天気予報もそうですが、天気予報は決まり文句が多く、聞き取りやすいので英語の勉強におすすめです。
アメリカの天気予報はテレビ局の公式チャンネルが毎日アップロードしています。全国放送だけでなく、各地の天気予報もあります。
今回はハリケーンです。
ハリケーン(hurricane)は大西洋と太平洋の東半分で発生する熱帯低気圧です1。メキシコ湾沿岸のフロリダ州・アラバマ州・ミシシッピ州・ルイジアナ州を中心とする地域に甚大な被害をもたらすことがあります。
公式には2019年の(大西洋の)ハリケーンシーズンは6月1日から11月30日までとなっています(外部リンク)。
この地域の熱帯低気圧は、風速74 mph以上のときハリケーンと呼ばれます。mphはmile per hourの略で、毎時マイルです。1マイルはおよそ1.6kmなので、時速120 km近くの風速になります。でも、風速120 kmってどれぐらいでしょう?
日本では風速は毎秒メートルで表します。気象庁によれば、西太平洋の熱帯低気圧で秒速約17 m以上のものが台風と呼ばれます。74 mphはおよそ秒速33 mにあたります。これは台風よりもずいぶん高い基準ように見えますが、実は測り方が違うのでそれほどは違わないようです(外部リンク)。
ハリケーンは一つずつ人名をつけて呼びます。アメリカ海洋大気庁(NOAA)のサイトでは2019年6月現在2024年までの名前リストが公表されています。古典的な名前(KateとかBillとか)からそうでないもの(BerylとかIdaliaとかClaudetteとか)までいろいろです。こちらの動画でも2019年の名前リストが紹介されています。
Andrea, Barry, Chantal, Dorian, Erin, Fernand, Gabrielle, Humberto, Imelda, Jerry, Karen, Lorenzo, Melissa, Nestor, Olga, Pablo, Rebekah, Sebastien, Tanya, Van, Wendyです。登場したものからアルファベット順で命名されるため、Andreaはもう使用済みになっています。Q, U, X, Y, Zで始まる名前は使われません。男女の名前が交互に来るようになっています。
動画の中では低気圧が発達(develop)して名前つきのハリケーン(name storm)になる可能性やメキシコ本土に向かう(head into mainland Mexico)可能性がどれぐらいかが予報されています。この動画では出てきませんが、台風の目のように、ハリケーンの中心部もeyeといいます。