外出制限でアルコール消費量が増えたアメリカ人 自宅で勤務中も飲酒?

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COVID-19の感染拡大を防ぐため、自宅で仕事をしているアメリカ人の飲酒量が増えているとニュースになっています。

Alcohol Sales Way Up During Coronavirus Pandemic

Alcohol.Orgの調査によると、お酒の種類はビールが最も人気でした。

3人に1人は、自宅で過ごす間に飲酒の量が増えたと回答しています。


ニールセンの市場調査によると3月21日の週はアルコールの売上げが軒並み上昇したと伝えられています。外出禁止令が施行される直前に買いだめをした結果だと推測されています。スピリッツ系のテキーラやカクテル類の売上げは昨年比で75%上昇しています。次いでワインの売上げは66%上昇し、ビールの売上げは42%の上昇です。さらにネットで購入されているアルコール飲料は昨年比で243%上昇しています。

3000名に調査したAlcohol.Orgの結果によると、仕事中に飲むと答えたのはハワイ州の人が67%、バージニア州とニューハンプシャー州で50%、アイオワ州、アイダホ州、カンザス州で47%でした。

仕事中に自宅で飲む人が少なかったのはアーカンソー州で8%という結果になっています。禁酒郡に該当している影響でしょうか。

ロードアイランド州の地域ニュースでも酒店の店主に話を聞いています1

Alcohol sales spike during coronavirus pandemic

新型コロナウイルスの感染拡大後、アルコール度数の高い酒エバークリア(Everclear)を一人で12本まとめ買いしたお客さんがいたと紹介しています。

Everclear

エバークリア

このお客さんは消毒剤として使用するためにエバークリアを買ったそうです。合計金額は$400(約4万円)以上でした。

こちらはAlchol.Orgによる各州についての調査結果を示したインタラクティブマップです。マウスオーバーすると各州での仕事中の飲酒の割合が表示されます。意外な州で意外な数字が出ているのでご覧ください。

Created by Alcohol.org

オーストラリアでも同様にアルコールの買いだめが起こっています。

Coronavirus: Effects of extra alcohol during isolation | Nine News Australia

専門家のカテリーナ・ジョージ(Caterina Giorgi)氏は「不安感を和らげようと飲酒をしても、改善するどころか不安感は増すばかりです。飲酒が習慣になってしまい生活習慣病や依存症になる可能性もあります。健康のために休肝日を設け、一日の飲酒量を決めておきましょう。」と話しています。

YouTuberも外出制限が始まって以来、飲酒している様子を投稿する人が増えました。

パンデミックが落ち着きを見せたとしても、そのときに社会が大きく変化してしまっているのではないかと心配させられるニュースでした。

Image: Jens Johnsso, Helena Lopes, The TRY Channel

  1. この動画の最初のテロップの数字は432%と誤表記になっている。キャスターは正しい数字を伝えてる。432%も売上げが伸びたら社会が崩壊してしまいそうだ。
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