銃乱射事件のあと不適切なクリスマスカードを公開した米議員が話題になり、大人のおもちゃのコラ発生

社会・政治

銃乱射事件が後を絶たない米国で、家族全員が銃を持つクリスマスカードを公開した議員が話題になっています。

ミシガンの高校で銃乱射事件が発生したニュースが報じられた数日後に、米下院議員が家族全員で銃を持ってにこやかに笑っている写真を投稿しています。

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クリスマスの集合写真だが

2021年11月30日、ミシガン州の高校で銃乱射事件が発生していました。15歳の容疑者イーサン・クランブリー(Ethan Crumbley)は、銃で人を撃つ願望をたびたびSNSに投稿していました。事件当日、彼は複数の同級生を撃ち、4名が亡くなり、多数の負傷者を出しています。子どもに銃を買い与えた責任を問われ、容疑者だけではなく容疑者の両親も逮捕されています。

今年だけで149件目になる教育現場での銃乱射事件が起こり、銃を規制しなければならないと議論が始まった矢先、ケンタッキー州選出の下院議員トーマス・メッシがこのようなツイートを投稿します。M60機関銃AR-15ライフル銃(M16自動小銃)トンプソン・サブマシンガンなどを持った一家が笑みを浮かべている物々しい写真です。

さらに12月7日、コロラド州選出の下院議員ローレン・ボバートも一家で銃を持っている写真を投稿します。未成年の子どもまで銃を抱えています。

メッシ議員とボバート議員は銃規制に反対する姿勢を前面に出す明らかな政治的主張を投稿しています。彼らの投稿は、不適切で銃乱射事件の被害者たちへの配慮に欠けていると批判の声が噴出します。

リチャード・オジェタ氏のツイートです。

殺傷能力が高い戦闘地域で使用されるような機関銃を、なぜ民間人が所持する必要があるのか疑問が残ります。

メッシ議員の写真はコラ画像の題材になり、大人のおもちゃに差し替えられています。これはこれで異常な光景ですが、機関銃ほどの殺意はなく平和的です。

ボバート議員については、「誰か児童保護サービスに通報して!」とツイートがされています。子どもが銃を持つべきではないでしょう。

以上の内容はザ・ダメッジ・リポートが動画にしています。

Republican Posts TASTELESS Christmas Photo

銃規制は米国の政治では争点になっていて、銃を持つ自由を主張する人も多くいます。その理屈は理解できないものではありませんが、クリスマスツリーの前で銃を持って笑顔の集合写真を撮るのは悪趣味です。

  1. 異常な光景に直面して数を数えられなくなっているのか、写真の中の人物たちが服の下に(ひょっとすると体内に?)隠し持っていると示唆しているのかは不明。
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