ルディ・ジュリアーニのYouTubeチャンネルが30日間の非収益化処分を言い渡されました。
ドミニオン社から13億ドルの損害賠償訴訟を起こされてしまった弁護士ルディ・ジュリアーニがまた窮地に立たされています。トランプ元大統領の個人弁護士をしていたジュリアーニは2020年の大統領選挙の結果はドミニオン社の投票機によって不正にねじ曲げられていると陰謀論めいた主張をくり返していました。YouTubeチャンネルでも同じ主張をしていたため、コミュニティガイドラインに違反していると判断されたようです。
非収益化!
CNNのテック記者の投稿です。
YouTubeによるとトランプ元大統領のチャンネルのアカウント停止処分は再び更新され、ルディ・ジュリアーニのチャンネルは少なくとも30日間、非収益化する措置がされたそうです。
YouTube confirms to me that Trump’s suspension is being extended again and that Rudy Giuliani will be barred from monetizing his channel for at least 30 days.
— Brian Fung (@b_fung) January 26, 2021
政治系YouTuberのデイヴィッド・パックマンが動画にしています。
抄訳:ジュリアーニは事実無根の選挙不正に関する陰謀論を吹聴していただけではなく、陰謀論をでっち上げ広めていました。
一部視聴者から「ジュリアーニの非収益化の判断は、YouTubeの親会社Googleによる右派系論者の締め付けではないか」という意見を聞きますが、それは事実ではありません。白人至上主義者を批判してきた私たちのチャンネルも非収益化されたことがあります。YouTubeは白人至上主義者の思想を広めているチャンネルと、批判しているチャンネルの区別ができなかったからです。
2017年、私たちのチャンネルはアドポカリプス1の時期、「広告にふさわしくない過激な内容」と判断され、1日の収益が30セントの日もありました。
YouTubeの規約違反なので、選挙不正を主張してきたジュリアーニのチャンネルが非収益化されても仕方ありません。
ジュリアーニは、葉巻を宣伝するライフスタイル・インフルエンサー業に戻ればよいのでしょうか2。
注
- アドポカリプスは多くの広告主がYouTubeから撤退した2017年春頃を指す。撤退したのは、コカコーラ社やジョンソン・エンド・ジョンソンなど。
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The Dominion complaint against Giuliani is quite effective, specifically describes 46 defamatory falsehoods over the past few months, including after Dominion sent a C&D letter.
Also, includes several dunks on Giuliani for being a crackpot. For example: pic.twitter.com/GaApqH6lXp
— Gabriel Malor (@gabrielmalor) January 25, 2021