NELKボーイズがPodcastのゲストに呼んだのはBenjamin Netanyahuで批判される

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インフルエンサーのネルク・ボーイズ(Nelk Boys)がイスラエルの首相ベンヤミン・ネタニヤフをゲストに呼び批判されています。イスラエルは現在ガザの住民に対し人道支援物資の提供を停止する措置を行っており、多くの死者を出しています。国際刑事裁判所は戦争犯罪でネタニヤフへの逮捕状を発行しています。

このような状況から「現代のヒトラー」とも呼ばれているネタニヤフをポッドキャストに呼び、論議を呼んでいます。ネルク・ボーイズは批判を受け「たしかに指摘の通り、けしからんことをしたかもしれないが、内容についての判断は視聴者に任せる」と釈明にならない釈明をしています。

ネルク・ボーイズのYouTube登録者数は844万人、ポッドキャストのチャンネルの登録者数は218万人です。これまでにトランプ大統領、右翼でUFCの会長ダナ・ホワイト、イーロン・マスクなどをポッドキャストのゲストに呼んでいます。

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ネルクの動画

こちらが7月21日に公開された動画です。執筆時、動画は160万回ほど再生されています。

The Benjamin Netanyahu Interview | NELK BOYS

動画では終始ネタニヤフの主張をそのまま流し、ファクトチェックする様子は一切ありません。彼らはジャーナリストではないので、当然ですが、それこそが大問題です。

この動画を見たジャーナリストたちは一様に批判をしています。一部を紹介します。

マクドナルドの好きなメニューを質問したネルクに対しネタニヤフは「バーガーキングの方が好き」と答えています。この内容についての意見が投稿されています。

こちらの投稿では、アメリカのポッドキャストでは検閲が激しいと話すネタニヤフに対し「イスラエルは国家検閲あるよね。」と指摘しています。

こちらの投稿ではネルク・ボーイズについて「38歳の大学生がアドルフ・ヒトラーをインタビューしてる」と批判しています。

ネタニヤフのプロパガンダに喜んで加担しているネルク・ボーイズは批判されて当然なのでしょう。

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からくり

批判されたネルク・ボーイズはそもそもネタニヤフがゲストに来る話を付けたのはホワイトハウスだったと話しています。さらに質問内容は事前に決まっていたそうです。

さらにライブ中に視聴者から「ネタニヤフは現代のヒトラーだよ」とのコメントを受け、「たしかに。正直言って、そうかもね。マジで学びになるよ」と話しています。

ネルク・ボーイズは反省している様子はありません。ポッドキャスト公開後に、進歩的な政治思想のハサン・パイカーのライブに出演したネルク・ボーイズは「内容についての判断は視聴者に任せる。みんなが思ってるほど、俺らの視聴者はバカじゃないから。一国の首相と対談する光栄な機会を得たから、乗っただけ。」と釈明しています。

普通に考えたらポッドキャストのファンの平均はポッドキャスターより劣るので、だめでしょう。そもそも、判断を視聴者に任せるためにはファクトチェックをしてウソはつぶしておくべきです。

ネルク・ボーイズのようなクリエイターが政治家をインタビューする風潮について辛口の外部記事が公開されています。その名も『バカインタビュアーの台頭』です。ファクトチェックなしに話し手の内容を垂れ流す風潮に警鐘を鳴らしています。ポッドキャスターがエンターテイナーを取材するのは構いませんが、政治家を取材するにはそれなりの技能や予備知識が必要なのは納得です。

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