ついにDreamがチートを認める マインクラフトの不正スピードラン疑惑は決着か

YouTuberニュース

大人から子供まで人気のゲームマインクラフト(Minecraft)。その配信で2020年、急成長をしたYouTuberがいます。Dream(ドリーム)です。2019年の年末には100万人だったYouTube登録者数が2021年5月には2300万人と一年半で約20倍に成長しています。そのDreamがチートをした疑惑が2020年12月に持ち上がりましたが、決着がついていませんでした。この件についてDreamから2021年5月30日、声明が発表されました。

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ここまでの経緯

疑惑のプレイは2020年10月のスピードラン(できるだけ速くゲーム内の目的を達成するプレイ)です。アイテムの出現頻度が極端に高く、あり得ない、というのが怪しい点でした。詳しくはこちらの記事をごらんください。

Dreamはマインクラフトのスピードランでチートしたのか?疑惑と統計的な検証を解説
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検証チームから「Dreamはチートをした」とする報告書が出ると、Dreamは別の専門家に再検証を依頼し、「『Dreamはチートした』との結論は誤り」との報告書を出しました。報告書については上の記事の2ページ目で解説しています。

Dreamが再検証を依頼した専門家の報告書には疑問点が多く、Dreamのチートの可能性は高いとみられていました。しかし、Dreamファンの支持は厚く、議論は平行線をたどっていました。

Dreamの声明

チート疑惑がこのままうやむやで終わるかと思われた2021年5月30日、Dreamが長文の声明を発表します。

(2021年6月1日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)

内容の要約は以下のとおりです1

疑惑が持ち上がったとき、自分が標的にされていることに当惑した。自分が有名なYouTuberで、数人のモデレーターと仲が悪いのが標的にされてしまった理由だろうと思った。
検証チームが報告書を出してきたが、統計や数学は全然わからないし、自分の評判が傷つけられたと思ったので、専門家に依頼して再検証してもらうことにした。その結果は自分にとって有利だったので、この結果に基づいて反論動画を作った。すると検証チームが反論文を出してきて、自分が依頼した専門家もチートは確実だという結論になってしまった。
本当に困惑していた。自分はチートしていないと確信していたし、モデレーターが不公平なのもわかっていた。モデレーターと仲がよければこんなことにはならなかったはずだ。
しかし結局、自分がTwitchストリーミングで禁止されている改造をしていたことに気づいた。(チート疑惑の出た)バージョン1.16より前のマインクラフトでは、必須アイテム(エンダーパール)を出すキャラ(エンダーマン)の出現率を上げていた。それはきちんと動画内で断っていたから問題ない。しかし、バージョン1.16でもサーバ上のプラグインで出現率を上げてしまっていた。しばらく前に雇った開発者と詳しく話してそれがわかった。
それがわかったとき、罪の意識にさいなまれて、反論動画を消した2
モデレーターと自分の仲は悪くなる一方だ。昨日は自分の過去のスピードランの記録まで抹消された。これは仕方ないことだと思う。
失望させてしまった皆さんには申し訳ないと思う。自分にも、モデレーターたちにもヘイトは送らないでほしい。これ以上の炎上は望んでいない。

Twitter上の反応

この声明が出ると、Twitterで直ちに多くの反応が出ました。Dreamに好意的な意見から紹介します。

YouTuberのアイナバー(iNabber)です。

(2021年5月31日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)

モデレーターたちを批判する声もあります。YouTuberのHarleyTBSです。

YouTuberのCordWitです。

Dreamとパラソーシャル関係を築いてしまったファンたちは、些細な問題ではない、むしろモデレーターの問題だ、と考えているようです。

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YouTuberのジョン・スワン(John Swan)もコメントしています。ジョンはDreamになりすました過去があり、Dreamに謝罪していました。

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そのジョンがDreamの声明が出た直後に投稿したツイートがこれです。

recovered tweet 1398978135379513345

(2021年7月4日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)

明らかに、Dreamのチートと自分のなりすましを指しています。

続いて、批判的な意見を紹介します。

(2021年5月30日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)

Dreamの言い分は「自分の不注意だった」ですが、最初からチートするつもりで仕組んでいた可能性を否定できる証拠を提示しているわけではありません。この批判はもっともです。

しかし、このツイートは出てからまもなく削除されました。Dreamファンの攻撃が激しかったのでしょうか?

YouTuberのニコラス・デオレオ(Nicholas DeOrio)です。

recovered tweet 1399279898343137286

(2021年6月13日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)

かなり批判的です。

Dreamの声明を歓迎し、過去は忘れて前に進もうと呼びかけるファンと、Dreamの発言は何一つ信じられないと疑う人々で二分されている印象でした。以上の内容はボーブラックスが動画にまとめています。

実は事前に白旗を揚げていたDream?

今回の声明がDreamから正式に出たチートを認める最初の発言です。しかし、Dreamは自分がチートをしたというサインを事前に出していたようです。eスポーツ記者のジェイクの5月13日のツイートです。

画像として添付されているツイートでは、Dreamは「KaceytronはDreamの過去の炎上をまねた」と言っています4。この時点では自分がチート状態にあったことを明確に認識しており、しかしまだ正式には発表するに至っていなかったようです。

  1. 投稿は削除されたので、Dreamの声明を読み上げているだけの動画リンクはこちら
  2. Dreamが反論動画を消したのは2021年2月である。
  3. マインクラフトのmodの一つで、ほかのmodの存在を隠してしまうとDreamも言及している。
  4. 賞金付きのゲーム大会でズルが発覚したKaceytronの騒動。こちらの動画5分6秒から、概要を説明している。

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