米国第47代大統領ドナルド・トランプの精神状態が心配されています。79歳と高齢なこともあり、認知機能低下の可能性が指摘されているので紹介します。最近はディック・ダービン上院議員がトランプ大統領の妙な発言を総集編にした動画を公聴会で流し、話題になっています。
心配される珍発言
こちらはディック・ダービン上院議員が紹介した動画です。動画を流す前にダービン上院議員は「イギリスの首相キア・スターマーと記者会見をした際、トランプ大統領は『EUとの貿易協定に合意した』と話しました。イギリスはEUから離脱して5年ほど経ちます。トランプ大統領は誤った発言をしています。これから流す動画は彼の認知機能を表す例をまとめています。」と話しています。
動画でトランプ大統領は「風車はクジラの気を狂わせている」「磁石はね、水を一滴でも落とすとダメになっちゃうの」「腎臓は心臓の大事な一部」「体に消毒剤を注射すればキレイになるんじゃないの」「大変なハリケーンの被害が出ている。水の観点からしても、最も濡れている」「健康でも消耗するとなくなってしまう。これが野球というスポーツです」などと発言し、さらに大統領布告はなぜこっそりと署名されたのかという質問に対して「私は知らない。だれかがやった」と発言しています。
言い間違いにしても意味不明すぎるし、大統領布告に誰かが勝手に署名したなら大問題です。
ポカホンタス
最近は債務上限について「ポカホンタスも私に同意した。債務上限は乱暴だからとポカホンタスは言っていたよ。乱暴。」と話しています。
Trump on the debt ceiling: "Pocahontas even agreed with me. She's been wanting to get rid of the debt ceiling because she said it's too violent. It is violent." pic.twitter.com/Kd33uBEJV4
— Aaron Rupar (@atrupar) June 18, 2025
ポカホンタスを誰と勘違いしたのでしょうか? ポカホンタスは白人入植時代のネイティブアメリカンの酋長の娘です。ディズニー映画にもなっていますが、もちろんトランプ大統領は会ったことがないはずです。整形魔で人種不明になったローラ・ルーマーでしょうか。
ロシアン・スパイ
ホワイトハウスの人事部長であるセルジオ・ゴル氏はロシアのスパイだと報道されています。ゴル氏の身辺調査は完了しないままなのに半年間務めている、マルタ島の生まれだと主張しているが出生記録はなく怪しいとされています。
BREAKING 🇺🇸👀:
Trump’s Director of White House Personnel, Sergio Gor, has been on the job for 6 months without clearing basic background checks. He claims he’s from Malta, but there’s zero birth record of him there.
No paperwork. No past. No answers.
Something’s seriously off.… pic.twitter.com/BxDrnaPf7N— Mario (@PawlowskiMario) June 20, 2025
セルジオ・ゴルは卒業したはずのジョージ・ワシントン大学に記録がなく、流出したパスワードリストを見ると、セルジオ・ゴルと同じパスワードを使っているセルゲイ・アナトリェヴィチ・ゴリャチェフというロシア人がいます。
イーロンもこの報道について「政府の書類でウソを記載しているのは犯罪行為だ」と投稿しています。
Concerning … pic.twitter.com/vyPP5FHjlV
— Ron Filipkowski (@RonFilipkowski) June 21, 2025
イーロンが雇いたかった職員をゴルが妨害したとも報じられています。まだイーロンとトランプの暗闘は続きます。
ノーベル平和賞
トランプ大統領は最近、「私はノーベル平和賞を受賞するべきだ」と投稿していました。ルワンダ、コンゴ、セルビア、コソボ、さらにインドとパキスタンに平和をもたらしたから、すでに4回か5回は受賞できる、と主張しています。
Trump: “They should give me the Nobel Prize for Rwanda and if you look, the Congo, or you could say Serbia, Kosovo, you could say a lot of them. The big one is India and Pakistan. I should have gotten it four or five times”🤡
pic.twitter.com/BMEoxHcZhh— Republicans against Trump (@RpsAgainstTrump) June 20, 2025
インドとパキスタンは2025年5月に停戦に合意しましたが、インド政府はアメリカの仲介は否定しています。セルビアとコソボは20世紀の出来事ですが。ノーベル平和賞はオバマ元大統領への執着でしょうか。
ほかにもイランの核兵器について国家情報長官のトゥルシー・ギャバードと意見が一致していません。トランプ大統領は「イランが核兵器を製造している証拠はないと話したギャバードが間違っている」と話しています。
Reporter: Your intelligence community said they have no evidence that Iran is building a nuclear weapon?
Trump: My intelligence community is wrong. Who said that?
Reporter: Your DNI Tulsi Gabbard.
Trump: She is wrong. pic.twitter.com/hq3n297wv3
— Acyn (@Acyn) June 20, 2025
トランプ大統領は人体への悪影響から違法になったアスベストを再度、合法にするとしたり、美しいジャクリン・ケネディのバラ園を埋めたり、ケネディ・センターにレ・ミゼラブルの観覧に行きブーイングを受けたりしています。
イスラエルとイランの戦争に介入するかを聞かれて二週間以内に決めると言っていましたが、2025年6月21日にイランへの攻撃をしています。一貫性のない方向性の見えないトランプ大統領の判断に世界情勢が左右されています。