ソーシャル・ネットワークのブルースカイ(Bluesky)が急激にユーザー数を伸ばしています。同時にTwitter(現X)からユーザーが離れているようです。Twitter離れの理由としてトランプ大統領が2024年の選挙に勝って以来ユーザーの質が悪くなり、不快に思った(主としてカマラ・ハリスを応援していた)ユーザーがBlueskyへの移住を始めたからとされています。
芸能人もBlueskyに移動する傾向があり、テイラー・スウィフトの主要ファンアカウントもBlueskyに拠点を移しています。
賑わうBluesky
執筆時、Blueskyのユーザーは2000万人を越えたと報じられています。米国の大統領選挙の日以降にユーザーの増加が顕著になったようです。
アップルのAppストアではチャットGPTやThreadsを追い越して1位になっています。Instagramからユーザーを誘導しやすかったThreadsですが、ユーザー数でBlueskyに追い越されています。
著名人では俳優のマーク・ハミル氏、ジョージ・タケイ氏、政治家ではアレクサンドリア・オカシオ=コルテスなどが頻繁に投稿をしています。多くの米国人ジャーナリストもすでに活動しています。
それぞれの投稿を紹介します。タケイ氏は「アンドリュー・テイトがここに侵食しようとしたらしいけど一日で追放になったそうだね。悪いけど、ここにヘイトの居場所はない。あなたはいるべきとこにいてください。」と投稿しています。
事実確認はできていませんが、MAGAの論者ではアンドリュー・テイト以外にもキャッタード(中の人はフロリダ在住のPhillip Buchanan)、ガンサー・イーグルマン、マージョリー・テイラー・グリーンが追放されたそうです。
たしかにユーザーの心地よさがあるかも知れませんが、このままではリベラルや左派のみがいるエコーチェンバーになりそうです。多様性の面で大丈夫なのでしょうか。選挙結果に疲れ、イーロンが乗っ取った地獄に嫌気が差し、不適切で不気味な投稿が氾濫する場所にいたくないと思うのは仕方ありませんが。
現在のBlueskyについて米国のジャーナリスト、テイラー・ロレンズ氏は「良い意味で2019年のTwitterみたい。」と表現しています。
ここまでの内容はインフィニット・スクロールで紹介されています。
Blueskyではスクリーンネームを自由に変えられる点も人気の秘密と紹介されています。スフィフティーズのアカウントではswifties.socialにしているものもあります。一方、まだ認証マークは導入されていないので、なりすましアカウントの問題も発生しています。
先日はナンシー・ペロシ下院議員のなりすましアカウントが出没して、削除される騒動がありました。信用できるアカウントがフォローしているアカウントをフォローしていくのが無難なのでしょうか。
告知になりますが、ユプシロン・マガジンもブルースカイにアカウントを作りました。今後はブルースカイでも記事を投稿していきます。ぜひフォローをお願いいたします!